PTSDになった兵士の治療にバーチャルリアリティを使う

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バーチャルリアリティ(VR)を使って、イラク戦争でPTSD(外傷後ストレス障害)になった兵士の治療を行うという実験が行われているようです。

サンディエゴのバーチャルリアリティ・メディカルセンターは、アメリカ海軍から400万ドルの資金援助を受け、戦地での経験が原因でPTSDを発症した兵士のためのVRシステムを開発しているとのこと。

やり方は以下のとおり。VRを使って、兵士がPTSDを発症した状況に似た環境を作り出します。

兵士はトラウマの原因となった経験をVRで追体験しますが、PTSD発症時と異なるのは、「自分のそのときの感情に注意し、心理的ストレスに対して積極的に対処することを自覚しながら体験する」点です。

目的は、患者が刺激を与えられても感情的にならず、落ち着いて俯瞰した視点で物事を捉えられるようになること。

「長期間、刺激の強い環境で過ごしていると、精神生理学的には低覚醒状態が維持されるようになります」とはウッド教授の弁。「VRによって作り出されたセラピー的環境で学びを得ることで、それを日常生活でも生かしていくことができるでしょう」とのことです。

同様の研究は、ワシントン大学など他の場所でも行われているそうです。

A Dose of Virtual Reality [Business Week via Medgadget]

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