ボストン全市をパニックに陥れた「テロ爆弾」の正体はアニメの広告

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ボストン全市をパニックに陥れた「テロ爆弾」の正体はアニメの広告 1いやはや昨日(米時間1/31)は、このニュース一色でしたねえ。

写真の看板を見て、テロの時限爆弾か何かと勘違いした市民からの通報で、ボストン全域の主要道・橋・地下鉄が閉鎖となり機能マヒに。結局お笑い番組の宣伝と知って知事はカンカン、テレビ局も平謝り、担当者のクビが即効で飛ぶ騒動となりました。

問題のコヤツは、市内各所に計14枚あります。名前は「Mooninite」。ターナー・ブロードキャスティング傘下カートゥーンネットワークの番組『Aqua Teen Hunger Force』に出てくる宇宙人キャラで、通行人に中指立てる悪いヤツなんですけど、誰もそれが冗談や宣伝と思ってくれなかったのが悲しい計算違い…

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「極めて邪悪な風貌です。後ろにバッテリーがついています。ワイヤーも」

マサチューセッツのマーサ・コークリー司法長官は記者会見でこう語り、

「怖がるには及びません、警戒が必要なだけです」

パニックする市民の沈静化に当たる知事の、あの鬼気迫る表情はゼッタイ番組を見てない顔でした。

それもこれも、こいつがもうちょっとメジャーだったら…。

実はこのキャンペーン、全米10都市に同時展開中なんですけど、こんな騒ぎになったのはボストンだけ。視聴率ここだけ低いんでしょうか?

看板を取り付けたフリーの動画アーティスト、ピーター・バードウスキさんとショーン・スティーブンさんの2人は今、刑務所です。「公共秩序を乱す行為」および、「パニックを誘発するような方法で偽端末を設置した」容疑…たまんないですね。…あ、今、保釈金で釈放されたようです、有罪になると懲役5年だそうな…。き、きびしー。これからはゲリラ広告も命がけですね。

まあ、昨日のあの段階ではマスコミも当局もみんな「ふざけるなよ」という殺気立った雰囲気でしたから無理もないか…。こんな敵意のないキャラに踊らされて全市がパニックに陥る様は、まるで『2001年宇宙の旅』の猿です。    (編訳/satomi)

Two held after ad campaign triggers Boston bomb scare [CNN]