大気圏を抜けるバンジージャンプ的宇宙の旅=金3300万円!

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誰も乗る前から宇宙旅行に早くも価格破壊の波が起ころうとしています。

インシンクの元メンバー、ランス・バスは宇宙旅行に大体25億円用意したそうですけど、ヨーロッパの宇宙開発研究所EADSが民間向けに2012年開始を目指しているこの1時間半の宇宙の小旅行は20万ユーロ。滞空時間を思いっきり短くして小金持ちでも手が届くところまで、ひたすら「値ごろ感」を追求しました。

しかし。普通の人が想像する宇宙旅行とはやや趣向違います

EADSは世界中の衛星を打ち上げまくっている発射台Arianeを作ってる欧州最大の航空宇宙開発企業です。そのせいでしょうか、宇宙旅行もなんだか衛星打ち上げみたいなノリなのです。

普通のジェットエンジンを使って7.5マイル上空まで飛び、垂直体勢になったら、今度はロケットエンジンで37マイルの高さまで、たったの80秒で高度を上げます。無重力体験を5分間したら、あとは懐かしのふるさと・地球に戻ります(5分!)。

それって単に大気圏抜けるバンジージャンプじゃないですか!!

「まあ、いいから、機体見せてよ」というお金持ちの方は、この商業旅行計画を担当するEADS Astriumが13日(米時間)パリで報道関係者に公開したフロント部の写真がたくさんあるので「続きを読む」でどうぞ。

 

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「さらば~地球よ~」

 

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キャビンはオーストラリアのMarc Newsom氏がデザイン。従来のシートを「ハイテク・ハンモック」という、よくわからない椅子に取替えたそうです。彼はBBCにこう語っていますよ?

「乗客たった4人に窓は15個。これならキャビン内を浮遊して回って宇宙、星、月、そして地球の眺めをいろいろ楽しむチャンスはたっぷりあります」

「すごいですよね。地球の大気圏外に行くんです。周りすべて漆黒の闇の中で丸い地球が見れるんです。これが小さい頃からの夢だった、という人はそれこそ何百万人もいるでしょう」

い、いや~、垂直離陸の態勢からすかさず身を起こして熱心に小窓を見て回るお金持ちの姿が目に浮かびます…。

因みにEADS Astriumはこのプチ宇宙旅行構想実現のため10億ユーロ(1634億9216万円)の資金、投資家、提携先を探しているそうです。誰か…?

-Ad Dugdale (原文/翻訳:satomi)

Firm rockets into space tourism [BBC News]

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p.s 「普通の空港から普通のジェットエンジンを使って離陸し、地表7.5マイルの上空まで上って垂直体制になり上空37マイルの地点までヒーコラ上ったらプロペラ回して80秒間滞空(80秒!)。」 → 「普通のジェットエンジンを使って7.5マイル上空まで飛び、垂直体勢になったら、今度はロケットエンジンで37マイルの高さまで、たったの80秒で高度を上げます。」 という訂正を加えました。ご指摘ありがとうございます!