進歩する「プラスチック太陽エネルギー」

070715plastic.jpg科学者ってすごいなぁ。

ノーベル賞を受賞した科学者Alan Heegerと彼の仲間は、もっと効率的なプラスチック太陽エネルギーの転換効率をあげる新しい方法を考え出しました。

植物が光合成をするように、太陽光を受けた高分子物質がプラスの電気粒子とマイナスの電気粒子を分離して電気を発生させる、プラスチック太陽電池。その太陽エネルギーを電気エネルギーに転換する効率を、6.5%まで押し上げたんだそうです! これは、太陽光発電ポリマーとしては世界記録!! すごい快挙なんですよ。彼らは、このトリックを、今までのように1つのレイヤーではなく、2つの違うタイプのプラスチックのレイヤーを使って、実施したのが、功を奏したようですね。

ちなみに彼らは、調子に乗ってか「近い将来6.5%よりも飛躍的に進歩する」と宣言している様子。他の科学者の意見は賛否両論で、「エネルギーの転換効率が10%になるのは確実なのでは」という賛成派もいれば、「そんなのたわごとだ!」といっている反対派もいて、アツイ議論になっているようです。Denver大学の科学者Sean Shaheenは、反対派の1人。太陽スペクトルの結果を良く見せるように調整する科学者を信頼出来ないと非難しています。

そんなことは、関係なく、Heegerは、テクノロジーのための大きなプランをもっているようです。でも、実施する前に、まずは、シングルレイヤープラスチックセルを商用のポータブルバッテリー充電機に搭載するために、最低でもエネルギー変換効率を7%にしなくてはいけません。まだ、たったの5%を超えることができていないので大変です。タンデムレイヤーの効率が10%になるということを示すための突破口になるので、ここは、がんばりどころのようですね。

-Charlie White(訳: junjun )

Technology Review

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