世界一使えない、世界最大のカメラと写真

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写真はそのサイズなんと縦31フィート、横111フィート!

世界最大のカメラで撮った世界最大の写真です。

カリフォルニア州ラグーナビーチにある非営利団体「Legacy Project」が昨年世界記録更新目指して撮影し、このほど正式にカメラ、写真の計2部門でギネスブック入りが認定されました。

同団体所属の6人のフォトグラファーが航空機の格納庫を2ヶ月かけてカメラに改造し、フィルムには高感度化学薬品に浸した布を使用。露出に10日、現像液は五輪級のプールに600ガロン満たして焼くという、途方も無い作業です。

これだけデカいと、はっきり言って被写体なんか選んじゃられません。「お、いい女!」と思っても格納庫の身では追っ掛けもままならないし、「いいわよ」と安請け合いされても逆に困っちゃう。10日動かずに置いたら、それ、監禁ですから。

世界一機動力の無い世界最大のカメラは目の前に置かれたものならなんだって文句言わず撮るしかないんです…たとえそれが今は使われなくなったエルトロ海兵隊航空基地であったとしても…。この殺風景な基地と10日間向き合った世界一デカいカメラを私は心から褒めてやりたい(選挙演説調)。

 

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これがその基地ですかね? カメラの諦観と孤独を見た思いがします。 この写真は9月6日から29日まで同州パサデナのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインに展示となる予定です。

The Legacy Photo Project公式ページ [via SciFi

-MATTHEW SPARKES (原文/satomi)

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