壁の向こうが見えるX線のフラッシュライトでスーパーマンになる(動画)

 

懐中電灯で照らしたとこだけ壁の向こうが「見える」…

不思議なインスタレーション「Out of Bounds」です。

まるで幾層も壁にビーム通して向こうの部屋を覗いてるかのような奇妙な錯覚を引き起こします。このスーパーマンのX線ビジョンのような効果を実現したのは、電子の達人でプログラマーのChris O'Sheaさんです。どうなってるんでしょう? 早速ご本人にヒントの源とカラクリを尋ねてみました!

インタビュー(長文)ギャラリーは下でどうぞ。

 

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Jesus Diaz : ちょっとスーパーマン・パワーにインスパイアされたような? 最近はアートの世界もテクノロジーで差をつけるにはバットマン並みの技術力が必要かと…作品でイメージしたのは、ずばり、クラーク・ケント? それともブルース・ウェイン?

Chris O'Shea : 思い描いたのは、普段の暮らしで使い慣れた道具で、あたかも壁の向こうを眺めているかのような感覚を引き起こす、ということですね。と言っても楽しく、遊び心のある作品、です。子どもの頃に見たスーパーヒーローのX線ビジョンにインスパイアされてますね。でもクラークもブルースも自分の本当の姿を隠して暮らしてますから、違うかな…ブルースは頼みのテクノロジーも壊れちゃうし。答えはクラーク・ケントとして暮らさなくていいスーパーマン、でしょうか。

JD : 具体的にはどういった技術を使ってるんでしょう? 赤外線ベースのようにも見受けるんですが、細かい技術の話も教えていただけたら。

CO'S : そうですね、赤外線技術です。ライトから赤外線の光は見えないんですけど、カメラを通して見ると見えるんです。プログラミングは、C++ライブラリのセットとデザイナー&アーティスト専用フレームワークが入っているopenFrameWorksでやりました。ソフトのコンピュータのビジョンが照射領域のピクセルを探し、レンガのレイヤー2層など画像レイヤー複数を剥がして向こう側のペースに抜けるようになってます。

JD : 構想から完成までどれぐらいかかりました?

CO'S : 1週間ですね。機材探しからソフトウェア開発、会場設営まで含めて。

JD : そりゃすごい。誰か手伝ってくれました? それとも全部自分で? つまりお尋ねしたいのは、コンピュータや電子機械のことに詳しい協力者が手伝ってくれたのか、それともガジェットいじりは独学で覚えたハッカーなのか、という部分なんですけど…。

CO'S : 僕は英プリマス大学のMediaLab Artsを2年前に卒業しています。Director & Javaのプログラミングの基礎はそこで教わりました。小さなopenFrameWorksのワークショップに参加したこともありますけど、大体のことはプロジェクトがある度に独学で覚えてきました。

JD : ルネッサンスの人、ですねー、うーん。クリスさん、インタビューに貴重な時間を割いて下さりありがとうございました。すごい魅力的なインスタレーションですよね、実現おめでとうございます。

CO'S: : ちらこそ「Out of Bounds」のこと取り上げてくれてありがとう。Gizmodoは毎日読んでます。(温かい言葉に感謝します)

 

※Chrisさんのインスタレーション「Out of Bounds」はDesign Museumにて10月14日まで公開。ロンドンご滞在中の方は是非寄ってみてね。

 

Chris O'Shea via Creative Review

JESUS DIAZ(原文/翻訳:satomi)

 

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