ボーイング、未来型航空を担う水素エンジンの飛行テストに成功

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成層圏を7日間ノンストップで飛行。

そんな驚きの耐久力を持つ飛行機をボーイングが開発しています。名前は「HALE」。動力となるエンジンは、フォードモーターが開発するエンジンですが、このほど高度6万5000フィートの飛行をシミュレートした環境下で3日間のテスト運転に成功しました。いやー、トーラスに勝るエンジン性能と見てほぼ間違いなさそうですねー。

冗談はさておき、ボーイングAdvanced Systemsでクリス・ハドックス(Chris Haddox)さんにHALEの未来について尋ねてみましたよ?

クリスさん曰く、「HALEが飛ぶのは数年先」なのだとか。キーを握るのはやはり推進システム。テストでは有望な成果が得られましたけど…。水素エンジンは排ガス削減には良いオプションに見えますが、Dreamlinerへの導入はまだまだ無理のようです。

「軍用・商用通信が主な目的ですが、7日間以上滞空できるとなると、スパイ、監視、偵察目的に使用する可能性も出てきますね」
水素推進エンジンとあと、このHALEではこれだけの高度の飛行に必要な熱管理でも従来水準を破る技術を実現しています。外観は軽量ですが、有効積載量2000ポンド(907kg)の力持ち君です。

 

[Boeing]

JESUS DIAZ(原文/翻訳:satomi)

 

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