ソニー米本社社長が語るRolly、OLEDテレビ、アップル、Blue-rayなどなど

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エグゼキュティブを囲む円卓記者会見(NY)で米国ソニー・エレクトロニクスのスタン・グラスゴー社長(中央)とコンシューマーセールス担当プレジデントのジェイ・バンデンブリー(Jay Vandenbree)氏(左)にズバリ、今一番気になる質問をぶつけてみました。

セクシーなOLEDテレビ、米上陸はあるんでしょうか?」。グラスゴー社長は「年内にもありえる」とし、11インチのTVセットが1800ドルというのは「高価な小型TV」だと一言。

米ギズモの東京オフ会でも話題だったホイール付き楽曲プレーヤーRollyの米上陸は、「来年にも実現できれば」。

新製品以外のHD産業におけるフォーマット戦争アップル観などのお話は以下でどうぞ。

マイクロディスプレイTVは(売上高?)7割ダウンで、70インチのSXRDは出荷時期見直し(つまり延期)後の12月はじめ発売を目指しています。価格は変更なしですが、僕の勘では6000ドルの定価はいずれ下がるような気が…。これについては「みなさんがインチ当たりコストでショッピングする間は、マイクロディスプレイにも居場所があるということですね」とバンデンブリー氏。

フラットパネルは今期歳末商戦でも大きな価格破壊が起こる?

「小さなスクリーンサイズのものはそれほどでもないでしょうけど、大型スクリーンの特に46インチや52インチは下がりますね」

ソニーにとってサムスンパナソニックの出してるBD Profile 1.1 Blu-rayプレーヤーは気になる存在?

「重要なのは機能ですね。性能は1.1では改善されていません。重要なことは、スタジオがケーパビリティ追加に向けて何をしているか、です。1.1は単なる始まりに過ぎないでしょう」(グラスゴー社長)。 尚、Blu-ray対応機能は全部必ずしもファームウェアでアップグレードできるとは限らないようですね(編集部の情報は正しかった)。

HD DVD対Blu-rayのフォーマット戦争

「今後も戦いは熾烈を極めるでしょう。まだ戦いは中盤です。できることはもっともっとありますよ。言うなれば2社(HD DVD陣営)相手に170社(Blu-ray陣営)が戦っているわけですから、ちょっと異常な気もします」(同社長)。将来的には「Blu-rayのパフォーマンスも上がり、スタジオも今以上に多く巻き込んでいける、と踏んでいるそうです。

新Sony Readerは1月からPDFサポート付きになりますね。 このリーダーには軍にも利用者がでたのをはじめ従業員向けにマニュアルをアップロードしたい企業や主婦にも広まっています。ただ教育関係の出版社には今ひとつ価値の認知は浸透してない模様。これについてグラスゴー社長は「おそらく彼らには、やや昔気質なところがあるんでしょう。…こう言っては語弊がありますが…順応がちょっと遅いんですよね」。いずれは軌道に乗るだろうと。あと、Amazonリーダーはじめライバルは大歓迎で、「この製品分野の宣伝になりますからね」と話してくれました。

アップルがノートで成功した点については?

「当社の製品はサイズも重さ(アップルより上)も違えば素材も異なります」とグラスゴー社長。Vaio部門の競争にはあまり影響がないとのことで、アップルの販売増加は歓迎の構えとか。「今年はVaio史上最良の年になりそうです。この分野にいるのは市場シェア40%を取るためではなく、技術革新を続け、そこで得たエキスパティーズで我が社のコンシューマエレクトロニクスを支えるためです」。社長はLeopardの問題についても触れました(Vistaほどひどくないけど、という前提で)。

Flashメモリーの楽曲動画プレーヤー市場(iPod nanoなど)は堅調で、最近は予想を上回る売上げのようですが、バンデンブリー氏は「棚にキープできないほどですよ(飛ぶように売れてるって意味かな?)」と語り、新型プレーヤーは買う人が手に取って眺められるブリック&モルタルの方で(売れ行きは)ベターだったと付け加えました。

「りんご一口かぶりついてやるさ。何をどうするのが正しいかたくさん学んだし、こんなに時間がかかってイライラしてるのは、みなさんより私の方だよ」(グラスゴー社長)

 

Sony Electronics Official Blog

WILSON ROTHMAN(原文/翻訳:satomi)

 

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