実は60年代のBraun製品が、Appleの成功のカギを握っていたらしい!?

掲載日時2008.01.31 12:00  

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ラムスさん。すばらしいです。

ご存じのように2008年iMac10周年記念を迎える年です。それは、Appleのすべてを変えたコンピューターでした。デザインの天才ジョナサン・アイブが先頭にたち、新しいデザインの時代を切り開いてきたのです。そして、あまり知られていないかもしれませんが、アイブのデザイン哲学の核となり、ハードウェアからユーザーインターフェイスのデザインまでAppleのすべての製品に染み込んでいるほど、アイブが影響をうけた男がいたのです。

その男とは、プロダクトデザイナーのディーター・ラムス。彼は50年代~60年代にかけてBraunにデザインを提供していたと同時に過去と現在そして将来のApple製品の道しるべにもなっているといっても過言ではありません。

ディーター・ラムスのBraunの製品は、MoMAニューヨーク近代美術館で沢山みることができます。アイブのAppleでの仕事と比べてみると、シンプルな色遣い、素材の選択、無駄を省いた機能製のある人工的ではないデザインなどを超えて、「誠実」なデザインを維持する理念の共通性をはっきりと感じることができるでしょう。

この「シンプル」と「誠実なデザイン」への情熱はIveがインタビューを受けたり、プロモーションビデオに登場する際に常に唱えていることで、それはディーター・ラムスグッドデザイン10の原則の核心でもあります。

  • 良いデザインは革新的である
  • 良いデザインは製品を実用的にする
  • 良いデザインは美的である
  • 良いデザインは製品を理解しやすくしてくれる
  • 良いデザインは出しゃばらない
  • 良いデザインは誠実である
  • 良いデザインは恒久的である
  • 良いデザインは細部にいたるまで必然性がある
  • 良いデザインは環境にやさしい
  • 良いデザインは最低限のものである

アイブがラムスのデザインの原則から得るインスピレーションは哲学を越え、数十年前に実際に作られた製品への敬意となっています。時の試練に耐えてきた素晴らしいインダストリアルデザインは、今なお新鮮で本物の標準なのです。BraunとApple製品の類似性はたまに並はずれています。そうでもない他の製品についても、そこにはいつでも共通根があり、それが新しいAppleのオブジェクトにいつでも美しい単純さだけでなく、親しみやすさを生み出しているのです。

それでは、以下にBraunとAppleのデザインを見比べましょう! 以下にギャラリーをご用意したので、お楽しみください。
 

Braun Atelier TV and iMac 24

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Braun T1000 radio and PowerMac G5/Mac Pro

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Detail of the radio perforated aluminum surface

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Braun T3 pocket radio and Apple iPod

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Braun L60 sound system and Apple iPod Hi-Fi

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Braun LE1 speaker and Apple iMac

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なかには、この例を見て「『パクリ』じゃん!」って、思う人もいるかもしれません。でも、プロダクトデザインと芸術が絶えず新しい作品にリサイクルされていく世界では、Appleの製品は標準コンセプトへの大きな進化のひとつなのではないかという考え方もできるのかも。

ラムスの作品を見ると、この古いBraunのデザインの中からどれをAppleが次によみがえらせるのかと疑問に思ってしまいます。それでは、古いBraunのデザイン達をギャラリーにまとめたのでお楽しみください。「この中に、あのMacBook Airがあるかな?」なーんて思いながら観るのも面白いかも!?

 
Dieter Rams designs for Braun

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[Design Museum, Dieter Rams and O Globo Online]

JESUS DIAZ (原文/junjun )

 
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関連タグ : APPLE , BRAUN , ジョナサン・アイブ , デザイン

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コメント(9)

  • 電卓のボタンがiPod touchの電卓とそっくりですね。

  • 50-60年代にこれほどのデザインをされていたとは全く驚きです。
    Appleのデザインは素晴らしいですし、パクリとまでは思いませんけど上の事実のインパクトに比べると全然に思えます。

  • ため息がでますねぇ…
    最近のアップルのは
    ガワってよりUIですかね

  • パクリとは思えません。
    虚飾を嫌うなど思想的に共通の方向だとは言えるかも知れません。
    私はUIとも思いません。
    優れたデザインは道具としての側面があるならば似通ってくることもあるし時代を超えて通用するということなんでしょう。
    ところでAppleのある製品がBraunのある製品に似ているという理由で買う気にならないことはあるのでしょうか?
    デザインに評価をおくならば、それは信じがたいことです。

  • 自動車でいうところのサッコさん、みたいな位置づけの人ですね。

  • へ〜,Appleのプロダクトって,パロアルトとかフロッグデザインがルーツじゃなかったのね。勉強になりましたわ。

  • >clcl

    iPhone/iPot touchの電卓のデザインはこの電卓のオマージュだとか。

  • 興味深い記事です
    私のブログでも紹介させていただきました。
    トラックバックをつけさせていただこうとしましたが、何度やってもエラーになってしまうため、とりあえずコチラにご報告まで。

  • 50-60年代は文化の中にデザインがしっかりと育まれてた時代。洗練されてたかどうかは兎に角、その中で鍛えられ時代を象徴するデザインが数多く存在した
    アップルはパクッてはいない。むしろそのころの感覚を持ち続けている(不思議なことに)現在では希少な企業といえる
    日本でもかつては優れたデザインを排出していたのだが、悲しいことにそれらは景気の拡大とともに薄められた企業プロダクトの軍門に下ったまま現在に至っている
    iPodやモニタ一体型のコンピュータを見たときに50-60年代を触れたことのある人ならある種のレトロ感覚におそわれたのではないだろうか

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