ブラックホールの内部構造を解明したスパコンは日立製

ブラックホールの内部構造を解明したスパコンは日立製 1

学生時代には古文書を読んでいた頭を持ってしたところ、1mmも内容はわかりません…。

つくばの高エネルギー加速器研究機構理化学研究所を中心とする研究グループが、超弦理論の計算機シミュレーションに成功し、ブラックホールの内部の様子世界で初めて明らかにしたとのこと。

解説を要約すると、

● ホーキング博士が提唱した「ホーキング輻射」により、ブラックホールの温度とエネルギーの関係が導き出されたが、この関係をブラックホールの内部構造から説明することはできていなかった。

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● また、ブラックホールの中心付近では、時空の歪みの大きさがアインシュタインの一般相対性理論の適用限界を超えるため、その内部構造の解明は困難であった。

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● 今回の研究では、素粒子の究極理論とされる超弦理論に基づき、ブラックホール内部の状態をスーパーコンピュータによってシミュレーションすることに成功。

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● 上記の、ホーキング博士によって理論的に示されたブラックホールの性質が、超弦理論によって説明できることが実証された。

というわけなのです。

で、その演算に使われたのが、こちらの日立製スパコン「SR11000」。Wikipediaによればスパコンの世界市場はIBMHPの2大巨頭が殆どのシェアを占めていて、日本製のスパコンのシェアは僅かに数%。でも、シェア云々よりも、日本のエンジニアさんたちの努力が、宇宙のヒミツの解明に関わっている、というのがウレシイじゃありませんか。

ギズモ読者の、エンジニアの皆さんも頑張ってくださいね!

プレスリリース[高エネルギー加速器研究機構]

(常山剛)

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