小型液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq 12WX」を使ってみたよ(動画)

もう以前の環境には戻れないほど快適でした。

Wacom Cintiq 12WXビデオレビューをお届けします。

Cintiq 12WXは、直接スクリーンに絵を描くタイプの液晶ペンタブレットです。細かいところまで正確に描けるし、描き心地もいい。今までで最高といってもいいかもしれません。アマチュアもプロも、イラストレーターやカメラマンならきっと感動すること請け合いです。

以下、詳しいレポートをば。

 Cintiq 12WXは、PCと「コンバーターボックス」をDVI-IとUSBでつなぎ、コンバーターボックスとタブレットをMDRケーブルでつなぐスタイル。これだとタブレットをつなぐケーブルが1本で済み、描きやすさが損なわれません。長さも十分です。

僕はiMacにつないで試してみました。手順は…ひとことでいえばプラグアンドプレイです。MacやVista搭載のPCにつなぐと外部モニターとして自動認識されます。メインモニターのミラーとして使うこともできますが、個人的には拡張モニターとして使う方が好きですね。Wacomのドライバーをインストールしたら(最新のバージョンをサイトから落とすことをおすすめします)タブレットコンポーネントがアクティブになり、使用準備は完了です。

さて、さっそく実際に使ってみます。感圧ディスプレイ自体は別に珍しくはありませんが、Wacomは、自分たちの感圧ディスプレイに独自な工夫を加え、それを「インタラクティブ・ペン・ディスプレイ」と呼んでいます。Cintiq 12WXの場合は解像度1280×800、筆圧レベルはペン先と消しゴム共に1024段階。傾き検出は+/- 60。

さてその効果は…絶大です。ペイントソフトやPhotoShopを立ち上げてササっと描いてみれば、すぐにわかります。レスポンスも全くディレイを感じさせないし、筆圧が感知されている感覚も自然(ビデオだと少しディレイがあるような感じがありますが、たぶん斜めから見てるからでしょう。実際には完璧リアルタイムです)。ペンがスムーズに反応するありさまは、実際にペンで紙に描いているかのようです。強いて違いを上げるとすれば、鉛筆やパステルで描いた時の紙にひっかかる感触がないことくらいでしょうか。

液晶の脇についているトラックパッドは、ノートPCのそれと似た感じです。ズームインとズームアウト、スクロールなどを、指をさくっと動かすだけで簡単にダイナミックにできちゃいます。ボタンの機能は自分好みにカスタマイズすることも可能ですが、デフォルトではシフトキー、コントロールキー、コマンドキー、windowsキー…みたいな感じで割り当てられています。

秀逸なのが「マッピング切り替えキー」。これは、単純なタブレットと液晶タブレットとをボタン1つで切り替える機能で、普段は大きい画面で入力デバイスとして使い、絵を描くなどのときのみ液晶タブレットに切り替えるなどの作業を可能とします。サイズの小さいCintiq 12WXをレギュラー並みのタブレットと同等に使いこなすためのシステムだそうで、かつマウスを一切使わずに操作できます。

実はこの2週間ほど、Gizmodoの画像加工にCintiq 12WXを使ってきました。感じた不都合は2点のみ。まず時々ビデオ再生ができない点。たぶんMac OS XかWacomかどっちかのドライバーの不具合かと。2つ目は操作に慣れるのに少し時間がかかるかなと思う点。ボタンとかトラックパッドの操作ですね。でも慣れると快適で、むしろ時間が節約できます。

この2点以外はいいことづくめです。クオリティはすばらしいし、使いやすさもばっちりだし、手の感触も最高です。それに作業に必要な時間が短縮されます。このタブレットを使った後で、マウスや他のタブレットでPhotoShopやペイントソフトをいじってみると、その違いにびっくりです。絵筆の代わりにレンガで彩色している気分になります。

気になるお値段13万9800円。プロ以外の人には少し腰が引けるお値段ですが、でも、もしお金に多少の余裕があって、絵をいじるのが大好きな人なら、きっと後悔しない買い物なんじゃないかと思いますよ。本気でオススメです。

製品情報ページ[Wacom]

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JESUS DIAZ(MAKI/いちる)

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