宇宙で最も強い光「HERCULESレーザー」

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「宇宙に巨大な拡大鏡をかざし、地球が受ける太陽の光すべてを砂一粒に集中させたとします。ミシガン大学附属研究所が作った新型レーザー光線はそれぐらい高密度な光線なのです」(ソース:Physorg)

これ聞いて驚かない人は、頬っぺたパシャリする!

瞬時にそれだけのレベルの光線が作れる新型光線HERCULESレーザーです。その光は人知の及ぶ限り「宇宙で最も密度の高い光」とされます。いや~、人類もデススターまであと一歩のところまで来ましたね。

ビームは30フェムト秒持続(1フェムト秒は1秒の1000兆分の1相当)。つまりみなさんのベッドの持続時間より長くパフォーマンスも多少はベター、ということですね。なんの話やらですが。

光線のパワーは300テラワットで1平方センチ当たり200億兆ワットという強烈なものです。「それってどの程度よ?」というと、なんとアメリカのグリッド発電量300倍! それが1.3ミクロンの点…ヒトの髪の直径の大体100分の1の円に集約している状態!! なんですねー。

しかも「ほれ見ろ、すごいじゃろ」という自慢が目的ではなく、チームではこれをなんとかがん治療に使えないか、と考えているようです。

開発を率いるVictor Yanovsky氏によると、HERCULESの光線は直近のライバル製品より2階級ほどパワフルで、ビームは10秒置きに生成されるそうな。装置は数部屋分にまたがる大きさ。チタニウムとサファイアでできていて、片側から入った光は鏡複数と他の光学エレメントで処理され、光線を一点に集めた場合のエネルギーの質が高まるという仕組みらしいですね(ぜいぜい)。

医療用のほかには「真空煮沸(boiling the vacuum)」というクレイジーな物理学がベースの処理法にも応用が考えられそうです。たぶん同時物質生成とか、そういうのかしらん? ああ、眩し過ぎるせいでしょうか、だんだんこめかみが…。

University of Michigan via Physorg

HAROON MALIK(原文/訳:satomi)

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