こちらの動きを追うアートな目玉(動画)

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右から見ても左から見てもジッと執拗に見つ返してくるモナリザ。

あの名画の気味悪さだけ抽出し、目ん玉ひとつに集約したオブジェ『Opto-Isolator』です。

もうこれは、「目の錯覚」なんて生易しいもんじゃありません。

壁に埋まった剥き出しの目がジッとこちらの動きを追ってきますよ?

眼球だけの割には結構リアル人間的。はにかんだり、あとこっちが瞬きすると1秒後に瞬き返してくれます。写真でまだこの怖さが実感できない方は動画をどうぞ。

 

このほどNYのデジタルアート画廊「ビットフォームズ」で展示された作品のようですね。本作品で制作アーティスト Golan Levin氏が追求したかったのは

「こちらが見ていることを知っているアートがあったらどうだろう? 知ってたとして、どういう反応を返すだろう?」
というテーマです。彼のこともっと詳しく知りたくなった方は以下のインタビューとギャラリーへどうぞ。

 Opto-Isolator

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[ Golan Levin氏インタビュー ]

GIZ: あの薄気味悪いヌメヌメ光る黒のボディは一体なんでしょ?

Golan: 外側のシェルはFDMマシンから出力した3Dプリントです。それに車の塗料を施しています。

GIZ: 中身は?

Golan: …ただ普通のサーボモーターとマイクロコントローラですよ。装置はすべてアート本体内に入ってます。…つまりミニITXフォーマットのデュアルコアのインテルPCがカスタムコンピュータのビジョン用ソフトを走らせてる。外界と繋がってるのは電源ケーブルだけです。Arduino製マイクロコントローラの基板(アーティストと趣味人の間で人気)がサーボモータを回してます(モーターはx軸、y軸、まぶたの計3台)

GIZ: オブジェを見つめる人を特定するプログラミングはどんなもの?

Golan: このソフトはC++ですね。OpenFrameworks.ccのラッパ、顔検出用にはOpenCVライブラリも使ってます。

GIZ: この「Opto-Isolator」と同じアイディアでインスパイアされた作品は他にもあります?

Golan: 今は人間対コンピュータのインタラクションの新しい形として「眼差し」と関連のあるテーマのプロジェクトばかり山とやってますね。人がどう見るか、その見方に反応する、という共通点があります。

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不気味な目ん玉アートが春うららかなNYの巷にゴロゴロ出てきそうです。

UPDATE : タイトルの「こちち」 → 「こちら」 と誤植を修正しました。ご指摘のコメントありがとうございます!

 

Flong via Oh Gizmo

KIT EATON(原文/訳:satomi)

 

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