地上の楽園コスタリカの密林に現れたツリーハウス村「Bellavista」(写真集&動画)

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地上の楽園コスタリカのドゥルセ湾から6マイルのジャングルに、こんなサスティナブルなツリーハウス村を開発してる人がいます。村の名は「Finca Bellavista(フィンカ・ベラビスタ)」。

樹高150フィートの森に道と足場を築き、太い枝に家を建て、その上に暮らします。電力はソーラー発電で、村全体にWiFiネット接続を飛ばして。立地はPiedras Blancas熱帯雨林保護区のすぐ隣、未開の浜辺にほど近い場所です。

誰が何の目的で、こんな場所に? 

-開発を進める共同創業者エリカ・ホーガン(Erica Hogan)さんに早速話を聞いてみました。まるでEndor(スターウォーズ)とMYST(ゲーム)の世界から抜け出たような村の写真の後に、たっぷりとどうぞ。

 

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Jesús Díaz(JD) :  ひゃあ、素晴らしいですね。ロケーションといい、木からの眺めといい、川、滝…こんな楽園なら誰でも今すぐ走って行って住みたいんでは?(←僕)。現在Bellavistaには何人お住まいなんでしょう?

Erica Hogan(EH) :  2008年初頭からやっと形を帯びてきた段階なのでFinca Bellavistaはまだ生まれたての赤ちゃんです。現時点では私たちと社員が数人、それ以外の方は誰も住んでません。次の乾季が訪れ次第、自宅ツリーハウスに着工予定の方は大勢いますね。乾季は大体12月から5月です。

JD : これまでに建った建物は全部で何棟?

EH : ちょうど私たちのツリーハウスが完成段階を迎えています。名前は「Mis Ojos Miran la Catarata(私は両目で滝を見る)」。ダブルデッキのツリーハウスの宝石です。樹高150フィートの木3本に抱かれていて、家からは高さ40フィートの滝が一望にできます。この家の素晴らしさはとても言葉や写真では言い表せません。…興奮でワクワクしてますよ!

コミュニティ全体で使う「ベースエリア」にも何棟か建造中です。キャビン2棟、自宅兼オフィス(完成段階)、コミュニティセンター(来週着工)といったところ。将来みんなここに集まって一緒に食事をしたり、チェス盤を囲んだり、映画鑑賞などできる場所になります。あとは「Sky Trail」ネットワーク上にもプラットフォーム(足場)を何個か建造済みです。

JD : 「Sky Trail」ネットワーク…? それは何でしょう?

EH : ここの交通手段は他とはちょっと違うんです。…ツリーハウスには車の進入もできないし、その辺は少しクリエイティビティと技術の助けが必要です。Finca Bellavista内の主な移動手段はターザンのようなつり橋の「Sky Trail」ネットワークと停留台、そして地上の細い道(Trail)のネットワーク。こんなスカイロープならジャングルから元気に通勤できますよ? ケーブルと足場の敷設が結構大変なんですけど、一度取り付けてしまったら、あとは密林の出入りはとっても簡単です(それに楽しい!)

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JD : 本当に楽しそうですねー。…そんな場所に住めるなんて実に心惹かれるものがあります。どこか、モルディブ島の小さなバンガロー付きホテルを彷彿とさせる風情というか…。ちょうどあのSoneva Fushiみたいな。でも給仕やシェフの軍隊がずらり控えてる贅沢はなくて。 あれがホテルなのに対し、こちらは一から作った本物の森の村ですからね。最終的にはどれぐらいの規模になるんでしょう?

EH : 72区画、用意しました。うち28区画は売却済みで、追加の区画は契約クロージング中。自分の敷地に家を建てる予定のない人もいますし、吊り橋やジップラインとか他の手段でログハウスを何個か繋げたいと考えてる人もいるようですね…。

JD : ここに住みたがる人って、一体どんな人でしょうね? フルタイムなのかパートなのか。これ見てると何もかも捨てて引っ越したい衝動に駆られます…。

EH : どうぞご自由に(上司には報告しませんから)。みなさん、よくそう仰るんですよね!  買い手の面々にはいろんな面白い人が混じっています。もうすぐ退職でアクティブな隠居ホームを探してる方、冬休みや夏休みに家族でここで過ごしたいファミリー、バケーション用ホーム買って一年のうち使わない時期は人に貸そうとお考えの方…。

ジャングルのテクノロジー

JD : 「下界」とはどう繋がってるんでしょう? コンピュータ通信は? つまり仕事できるような環境なんでしょうか?

EH : 1月にネット接続用の衛星アンテナを設営したんですけど、いやあ、この違いは大きいですね! 車で30分の圏内にネット接続ポイントはあります。ビジネスとなると簡単に楽しく効率的に仕事がこなせて長期滞在向き、という環境ではありませんけど。うちの接続環境は、これまで見た中ではコスタリカで最速です。電力は100%ソーラー発電でカバーできますよ。

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JD : 全域Wi-Fiネットワーク接続できると聞いたんですが…。.

EH : そうですね、ベースエリアは全てWi-Fi使用圏内です。地主さんの一部が、ツリーハウス建設予定の山間部までシグナルを増幅できる装置を探してくれてます。衛星敷設の技師から今日ちょうど、今月中に新システムが来ると連絡が入ったところです。この装置さえあれば敷設作業も簡単&安価になりますよ! 私個人は自分のツリーハウスに接続は入れないつもり。だって仕事から逃れる避難所ですから。

JD : サスティナブルなコミュニティということですが、その実現のために採用した技術は何かあります? 電気に関わらず機械、メカニカルガジェットでもいいんですけど。

EH : 技術は強い味方です、このジャングルでは! 人里離れた場所ということもあって、技術の助けはかなり必要なんです…。

JD : エネルギーは…?

EH : 今は光起電力のソーラー設備から自宅兼オフィスの電力を調達しています。水力発電用タービンも設営中で、完成すると全コミュニティの電力がカバーできます。オフグリッド電源を Finca Bellavistaのコミュニティに提供することは私たちにとって、かなり重要でした。コスタリカ国営の配電システムは炭素排出量と停電が多いことで不評ですから。電圧が下がって灯りが暗くなるブラウンアウト(電力供給の一時停止)は、ほぼ毎日です。しかしホワイトウォーターの川が2本、すぐ近くに流れていますから、ここからのクリーンな電力の恵みも得られます。…自力で調達できるからほかに頼る必要はないですよね?

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Finca Bellavistaにはカスタム設計の「Canyon Crossflow Turbine」が設営される。

JD : 家は? 建物の景観統一とかあるんでしょうか?(この家はMystのツリーワールドを思わせます)

EH : そうですね、建造物には当社のガイドライン遵守が義務付けられてます。これはサイトに公開されています。主旨は当社の電気グリッドに繋ぎ、廃棄物処理にはbiodigestor(バイオダイジェスター)を使い、水道は雨水貯めか湧き水を活用すること。設計には全て当社環境評価委員会の承認が必要です。委員会では素材、実現性、設営システムを審査します。

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ツリーハウスを建てるのは技術的にも非常に難しいことです。ロープや紐のついた革具、滑車で木に登らなきゃならないし、登ったら登ったで家を木に括り付けなきゃならない。私たちのツリーハウスではGarnier Limbs(Out 'n' About創業者マイケル・ガルニエが考案したツリーハウス専用の金具)を使ってます。

JD : お値段はおいくらでしょう?

EH : 土地は樹木も込みで販売しています。この上にツリーハウスを建てていただきます。今は第2期分譲中で、2~4エーカーの区画が4万9000~6万5000米ドル。設計・建設費用は斜面の傾き、木の大きさと種別、眺め、個人のお好みなどに応じて変わります。ツリーハウスや支柱の上に建てる家は、オーナーご本人が設計して建ててもいいし、当社推奨の建設業者に外注もできます。

JD : つまり、おいくらなんでしょ…

EH : ツリーハウスはオーナーのニーズ&ご要望に応じて大きな差が出ますね。とてもシンプルで安全な構造の家は1万5000米ドルもあれば建てられますし、上限はそれこそイマジネーションとご予算の許す限り、でしょうね。でも、5万米ドルあれば業者に委託し、とても快適なツリーハウスを建ててもらえると思います。

JD : うわ、安いですねー。きっと僻地だから、というのもあるんでしょうね。こんな素晴らしい場所、どう探したんでしょう?

EH : Finca Bellavistaはドゥルセ湾(Golfo Dulce)から6マイルで、2つの川に挟まれています。湾を抱く土地は保護区なので 川に下りるのは難しいですけどね。車で30分先にカヤック浮かべて湾に漕ぎ出せるポイントもあります。そこが「熱帯雨林のフィヨルド」が静かな水に出会う場所です。砂浜は人影もなくて。最近はウィンドサーフィンの人も何人か見かけますけど…静かで美しい未開の土地です。

交通アクセスの問題は変わりつつあります。ちょうど30分北のところに(あの一番大きなエアバスA380も着陸できる)国際空港建設中なのです。それにつれインフラも全て一新となるでしょう。結果ここにどんな影響が出るかは未知数ですね。道路の整備、歩道のことも検討中のはずです。

JD : 周辺環境はどうです? 地上で最高のサーフィンが楽しめるビーチがあると聞いたんですけど…

EH : 一番近いサーフビーチはMatapaloとPavones(南半球最長と聞きました)。でも道路のアクセスはこれまた大変(4WDと泥)で1時間半から2時間かかります。もっと楽にアクセスできるのは。ドミニカルですね。この南方の美しいビーチは全部、車で所要1時間から1時間半です。

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Pavones海岸

海岸は最近になって“発見された”ものがほとんどで、本当にひっそりと静かで美しいんです。車で出かける価値は充分ありますよ。ドミニカルはサーフィンで有名な町。サーフィンの町特有の“雰囲気”が漂い、遊びにいくだけで楽しいですよ?

世界でも特にお気に入りのビーチがこの近在にたくさん集まってます。…でも投稿されたら困るので、名前は出さないでおきます! とてもプライベートなビーチで、ホエザルとかScarlet Macaw(コンゴウインコ)、洞窟、ジャングルが先まで迫っています。本当に嘘みたいな話ですけど、現実なんです!

よし。僕も絶対行きます。ジェダイのスーツとハワイで買ったサーフィンショーツ履いて。

Bellavista via Vancouver Sun

Jesus Diaz(原文/訳:satomi)

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