NASAの火星周回衛星、北極の雪崩 をスクープ

NASAの火星周回衛星、北極の雪崩 をスクープ 1

 

こちらの驚くべき画像は、先月の末頃、火星周回衛星「Mars Reconnaissance Orbiter(略称:MRO)」が赤い惑星の北極付近を通過したときに撮影したものです。写っていたのは、美しい肌を見せる氷塊と、それが高さ約700メートルほどの崖を落ちていく様子…そして下の緩やかな斜面に湧き上がる、粒子たちの大きな雲でした。

以下にて詳細写真を置いておくので、ぜひともクリック!

 

いままで我々は第4惑星上において、このようなイベントをライブで観測したことがありませんでした。だから、この写真がどんなに衝撃的かおわかりでしょ。以下、リリースの抜粋にも、その興奮が見て取れます。

 

MROのカメラが撮影してきた数千枚におよぶ画像のおかげで、科学者たちは火星の地質史の断片をまとめられることができるようになりました。しかしながらその景色のほとんどは、何百年もの間、まったく変わらなかったものなのです。

中には異なる季節で、気候の変化を見せるものもありますが、ここまでドラマチックものは極めて珍しいといわざるをえません(他にMROが捉えたドラマチックな現象に砂塵嵐があります)。

なにしろ地質学者にとって、今起きていることを観測することは、過去というパズルを解く有効なツールになることが、しばしばあるのです。主に静止画に頼るしかない、火星の地質学者にとって、それは非常に大変な作業ですが、この写真がまさにそれを可能とするいい機会となりました。

 

火星における水の存在を調査するために設計された火星周回衛星「MRO」の姿。2005年の8月に打ち上げられました。

これに搭載されたカメラは、かつての惑星探査機の中でも、もっとも大きなものです。おかげで信じられないほど精細な火星の表面の画像を撮影できるようになりました。このミッションは、2010年まで続けられ、その後に「MRO」は未来の探査機のためのコミュニケーションリンクとして使われる予定です。

 

NASA via AP

ADAM FRUCCI(原文/オサダシン)

 

【関連記事】 火星探査車~3年走った。賢くなった。

【関連記事】 岩石破砕レーザーで火星人と対決? 次世代火星探査ロボット

【関連記事】 月、火星、宇宙開発もろもろ まとめ