エレベーター41時間監禁の男性の一部始終を監視カメラが捉えていた

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扉を開けても壁。エレベーターは上にも下にも動かない。

ちょっと外で煙草した帰りに乗ったエレベーターがシャフトでピタリと動かなくなり、そのまま41時間缶詰という悪夢に突入した米誌『ビジネスウィーク』社員ニコラス・ホワイト氏。その一部始終を監視カメラがジッと録画に捉えていました。

監視カメラ、誰も見てなかったんかい!

と見てるこちらまでジリジリ閉所恐怖症んなっちゃいそうな戦慄映像です。アルキメデスからオーチスまでテクノロジーは進化してるはずなんですけど、どうもアラーム装置がぶっ壊れてたようですね。ちょっと前の事故なんですけど、米誌『New Yorker』今月号の特集で早送りの映像が公開となり改めて世を震撼させておるんでございます。

映像はこちら(途切れる方はこちら)。

現場はNYのMcGraw-Hill ビル内30号エレベーター。効率化設計の高速エレベーターで30階まではノンストップです。それが何故か13階で止まってしまったのです。

事故発生は金曜夜。インターコム、音の出る警報アラーム、脱出用ハッチ…あらゆる脱出手段を試します(今、映画『スピード』のような展開期待…してません? やっぱ現実は映画のようにはいかないんですねえ…)

ドアの向こうは壁、警報アラームは音なし、ハッチはロックかかってて、泣いても叫んでも誰も答えてくれない。必死が絶望に変わって動きもだんだん少なくなって…残りの煙草も全部吸ってしまうと今度は脱水症状のことが心配に…。

やっと足が伸ばせる程度の箱から出られたのは41時間後。原因は結局わからずじまいです。

脱出後ホワイトさんは二度とこの職場に戻らず、訴訟で6桁ドル近い和解金を取ったはいいんですが、職も貯金もアパートも失ってしまいました。本人にはなんのトガもないことで人生台無し。入った時は普通の人だったのに、出てきた時はヨロヨロと自分からどん底転げ落ちるような軌道に乗ってしまってたんですね…。

事故発生時、警備は8人いたんですが誰もカメラの彼には気づかなかったという話です。

「ブルジュ・ドバイ」は46あるエレベーターのうち2つはダブルデッカーで156階ノンストップだそうですよ? 高さ1.6kmのビルなんて1kmノンストップとかなるんでしょうか? それでこれやられたら堪りませんよね…。

New Yorker

Kit Eaton(原文/訳:satomi)

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