最新記事一覧
過去のオススメ記事

4K映像「関ヶ原の合戦」を見てきたよ

2008.04.01 23:00 [0] [0]
タグ:動画 , 技術 , 映像 , 映画

080330sekigahara00.jpg


3/28に、SKIPシティ・彩の国ビジュアルプラザで開催された「次世代超高精細度映像のためのCG映像制作環境の研究」の研究報告会がありました。そこで上映されるのが解像度4096×2160ドットの4K映像「関ヶ原の合戦」ということで、史学科卒のワタクシとしては見逃すわけにはいかない、と川口のSKIPシティまで行ってきましたよ。まだ、都内には4K映像に対応できる劇場が少ないので、こちらの設備での発表になったとのこと。

デジタルハリウッド大学大学院株式会社NTTデータ株式会社フジヤマの共同研究として約2年8ヶ月にわたって行われた研究の成果がこちらの映像。4K映像は約800万画素、フルHD映像の4倍もの画素数になります。実際に生で目にしますと、リアル感がかなり違いました。暗めの映像だったものの。大写しになった俳優さんの肌の質感が伝わってくる感じでした。タイトルとかの文字の見え方も、はっきり差が出ていましたね。小さい文字もすごく見やすい。

見所場面のキャプチャと、研究の詳細については、以下からどうぞ。
 

080330sekigahara01.jpg
080330sekigahara02.jpg
080330sekigahara03.jpg
080330sekigahara04.jpg
080330sekigahara05.jpg
080330sekigahara06.jpg
080330sekigahara07.jpg
080330sekigahara08.jpg


3分の動画ですが、容量は約3GB。次世代メディアの「関ヶ原の合戦」はBlue-Rayに軍配が上がりましたが、さらに高精細な映像が普及すれば、次の世代のメディア戦争が勃発するのもそれほど遠くないかもしれないですね。
字幕付の映像はこちらでも見られます。

今回の4K映像は
デジタルハリウッド大学大学院・メディアサイエンス研究所NCGによる
「NCG群衆シミュレーションツールの開発」、
株式会社NTTデータによる
「フォトリアリスティックなCGを分散コンピューティングで実現するレンダリングソフトウェア(=レンダラー)・プラグインの開発」、
株式会社フジヤマによる
「インターネット動画配信における多言語化に関する研究」
の3つの研究が合同して開発されたもので、来るべき高精細度映像時代に対応できるワークフローの開発を念頭においています。

なかでも注目したのが「群衆シミュレーションツール」。冒頭の映像で実際に撮影に参加した人数はわずか8人で、その他はすべてCG。ギャラリー写真の3~6枚目にあたる戦闘シーンで、背後に揺れ動く旗指物や戦う足軽はシミュレーションツールで制作されています。ツールの動画も撮ってきましたよ。



冒頭に表示されたフローチャートに応じて、各アイテムが自動で行動を行い、3Dの群衆映像が生成されます。



こちらが一番わかりやすいですね。カメラに向かって群衆が走り寄るシーンの制作。17秒ごろ、俯瞰からカメラへと視点が 切り替わります。群衆がカメラに近づくと、テクスチャが高精細のものに切り替わるため、色が赤から青へと変わっているのが分かるかと思います。

今回の映像で使用されたキャラクター数は5~6000体で「斬り合う」「倒れる」などのイベント(動き)は30~50種類。これらを従来の手法で一つ一つ動きを付けていくと、途方もない時間がかかってしまいますが、このシミュレーションツールを使うことで、劇的に作業時間が短縮できたそうです。

フルCG制作の敷居が低くなることで、日本の映画界の活性化に繋がるといいですね~。


NCGプロジェクト

(常山剛)


【関連記事】 精巧すぎるCG
【関連記事】 超高精細なCGで「関ヶ原」を再現!
【関連記事】 空気中に実際に立体映像を照射する技術、着々と実現中

 

1年くらい前の「サイエンス」の記事
  • 該当する記事はありません。
新着コメント
特別企画

技術の進歩は素晴らしい! 「シック最新の振動モデル」に変えたら剃り味の良さに感動した

PR
11:00

今宵のシックは一味違うぞ! 自宅では電動シェーバー、仕事場&お泊まり用にヘッド交換型の振動T字カミソリを使っているんですが、前者はクリーニングしながらといっても購入してから3年が経過。後者も2年前の...
続きを読む»

コメントする

コメントは承認制となっております。編集部が確認および承認した後に、サイトへ反映されることになるので、多少時間がかかってしまうことがあります。
また、公序良俗に反する内容、個人や団体を誹謗中傷する内容、その他不適切と判断させていただいた内容については、否認または削除させていただく場合もございます。ご了承ください。
Only japanese available.

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL :

お問い合わせフォーム

 お問い合わせフォームを表示

この記事へのtweet
お知らせ
新しくはてブがついた記事
GIZMODO TEAM
アイコンアットラージ
小林弘人infobahn Inc.
ゲスト編集長
いちる [小鳥ピヨピヨ
副編集長
大野恭希 *
編集部(問い合わせ先
長谷憲 *
松葉信彦 *
鈴木康太 *
河原田長臣 *
MAKI
satomi [Long Tail World
junjun
湯木進悟
聖幸 [俺と100冊の成功本
そうこ [::soko286.com::
yuko
mayumine [URAMAYU
mio
miho
ライター
武者良太 [悦びの覚悟
三浦一紀 [普通の日々
野間恒毅 [のまのしわざ
Appbank [Appbank
常山剛 *
鉄太郎 [tetsutaro.net
佐脇風里 [Marylebone High Street
KENTA
小暮ひさのり
山田井ユウキ [カフェオレ・ライター
コラムニスト
コグレマサト [ネタフル
いしたにまさき [みたいもん!
デザイナー
前田龍一 *
広告営業(問い合わせ先
城口智義 *
土井孝彦 *
阿座上陽平 *
碓井真紀 *
広告進行
山本朋子 *
山下恵子 *
ディビジョンディレクター
尾田和実 *
ジェネラルマネジャー
長田真 *
パブリッシャー
今田素子 *
* =[mediagene Inc.
サーバ管理
heartbeats
about GIZMODO
ギズモード・ジャパンについて
・ケータイ用サイト
携帯版QRコード ・iPhoneアプリ
iPhoneアプリ ・iPhone用サイト
iPhone版日刊メルマガ
記事配信中のニュースサイト
Yahoo! ニュース livedoor NEWS MSN デジタルライフ mixi alt="アメーバニュース exciteニュース製品情報および投稿希望者のお問い合わせ

郵送の方は下記宛へ資料等をご郵送ください。

150-0036
東京都渋谷区南平台町16-29 グリーン南平台ビル8F
株式会社メディアジーン
Gizmodo Japan編集部宛

広告募集! ギズモードはスポンサー様のおかげで、今日も更新できています。もし「バナーを出稿しようかな」と思いましたら、こちらをご覧ください!
媒体資料をダウンロード
広告に関するお問い合わせ
どうぞよろしくお願いします!