かぐやが月の全球を見せる初のHD地形図公開、ウラニウムの所在も判明

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神酒の海、虹の入り江、危機の海、豊かの海。

宇宙探査史上最も精度に優れた地形図なのに、古地図を思わせる和名がなんとも言えない魅力です。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月周回衛星「かぐや(SELENE)」が23万6000マイル離れた宇宙から見た地球初のHD画像に続いて、また澄み切った月面からゴミだらけの地球に今回も素晴らしい画像を送ってきてくれました。

月の全球をカバーする地形図です。

レーザ高度計(LALT)で2週間分112万7392点の観測データを処理の上、作成しました。

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でも これはまだほんの序の口の初期段階。先月末までにかぐやが回収した高さの計測点数は600万点で、その数はまだ増え続けています。こうした3D計測点を活用しながら今後さらに改良を図るんだとか。

月の反対側も見てみます?

 

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JAXAではまた、かぐやのミッションで、トリウム、カリウム、ウラニウムの埋蔵場所など月面の鉱物の組成に関する詳細データが入手できたことも発表しました。

地形図と鉱物情報は月面永住はもちろん、今後の有人月面探査にも重要な役割りを果たすものですもんね。地図大手Rand McNallyの月面ロードマップ次期版に収録できたらNASA月面2輪馬車にも積んでおけて便利だし? 

高解像度版は以下プレスリリースでDLしてね。

プレスリリースJAXA

Jesus Diaz(原文/訳:satomi)

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