アクションフィギュア界の神Sillof様インタビュー

アクションフィギュア界の神Sillof様インタビュー 1

極めるってすごいですよね。

アクションフィギュアのカスタマイザーSillof様は、ご存じのとおり第二次世界大戦風スターウォーズスチームパンク風アイアンマンなど、それはそれは素晴らしいものを世に生み出しているお方です。これらは、彼の作品のほんの一部なのです。今回は、そんなアクションフィギュア・マスターがどうして? どうやって? 作品をつくっているのか。そして、彼自身のことについてもインタビューしてきました。以下でお楽しみください。

 Gizmodo(以下Giz) : Sillofっていう名前は、どうやって思いついたんですか?

Sillof(以下Sill) : 私は高校の歴史の先生をしていて、何人かの生徒がSillofって呼んでいたので、ずいぶん前からこの名前を思いついていました。昔はギャグとして使っていました。たとえば、「古代おの王国Sillof」とか「忠実なSillofites」とか。オンラインで、偽名を探しているときに、Sillofにしようって決めたんです。公私をわけるために、使っています。

Giz : いつから、フィギュアのカスタマイズを始めたのですか?

Sill : じつは、子供のころから少しやっていたんです。でも、ルークの手や3POの腕を切り落としたり、ルークの頭をX-Wingのパイロットの体にくっつけたりしていました(笑)。90年代初期から本格的にはじめて、それ以来、長年にわたっての趣味になったんです。そして、Alex Newbornとの出会いからインスピレーションを得ました。また、その頃インターネットが現れたのが、本当に私のイマジネーションを開花させ、可能性へと導いてくれたんです。

Giz : どこから、テーマやフィギュアのアイディアが生みだされるんですか?

Sill : 最初は、とにかく自分が欲しいけど存在していないものを作っていました。そのうち、既に存在しているデザインを再形成するのに飽きてきてしまって、もっとクリエイティブなことをしたいって思ったんです。いま、すべて自分のオリジナルのキャラクターで作ることを計画中です。

プロセスとしては、自分の頭の中にあるイメージをビジュアル化するだけ。私の考えるキャラクターは、いつもとてもユニークだけど、分りやすいキャラクターです。新しいフィギュアでは、キーとなる要素に集中して、キャラクターを認識できるようにしようと思っているんです。すでにいくつかスケッチもはじめています。ストレートにアイディアをスケッチしたものや、もう少しパーツなども考慮して作れそうか? ダメそうか? などを考えられるような実践的はものとか。

その後、それらのピースをあつめて、くみたててみたりします。かなりの量の研磨&カット作業があります。そして骨格を彫刻するようにいろんなパーツをくみたて、のり付けしていくうちに、私のデザインがフィギュアになっていくんです。形ができたら、フィギュアをペイントして、さらにその上にうすめた暗いペンキをくぐらせてアンティーク風にしあげます。

Giz : 材料はどうしてるんですか? アクションフィギュアを買うんですか?それとも中古をもらったりするんですか?

Sill : 私は、膨大なおもちゃのパーツと、おもちゃとは関係ない寄せ集めのアイテムのコレクションを持っているんです。新しくフィギュアを買って切り刻んじゃうこともありますよ。eBayで大量の中古の玩具を買うので、私用にとっておいてくれるディーラーもいたりするんです。

Giz : 今まで企業から、フルタイムでやらないか? ってコンタクトはありましたか?

Sill : 小道具などのレプリカをつくらないか? と大手からのアプローチはありました。でも、金属の機械加工で生活をたてるというのは、私の父の仕事だったのですが、僕自身にはしっくりこない気がして。また、イギリスの新しい企業から私のジオラマについてアプローチがありました。でも、引っ越しはオプション外でした。その時、妻が妊娠7か月だったので。

Giz : これを、フルタイムにできるってことになったら、しますか?

Sill : 玩具の会社で、フルタイムでフィギュアを作ることには、ぜひ挑戦してみたいです。私の夢の仕事は、映画用にオリジナルの小道具、コスチューム、セットを作ることです。ローカルフィルム用に、趣味として片手間でやってるんですけれどね。私はいつでもフルタイムでこの仕事をすることにたいしてオープンに考えていますよ。

Giz : もし、意欲的なカスタム・アクション・フィギュアの愛好家にアドバイスがあれば、教えてください。たとえば、あなたがフィギュアをはじめたころに誰かが言ってくれてたら良いのになぁと思うようなアドバイスってありますか?

Sill : 新しいカスタマイザーたちに、わたしが言えることは、とにかくフィギュアを造り続けること、練習して、自分にしっくりくるテクニックをみつけるまで、いろんなテクニックを試してみること。そして、ひとつのフィギュアが100%満足するまで終わらせないことです。

個人的には、過去の自分に「既存のデザインのフィギュアを作って時間を無駄にしないで、自分のオリジナルをつくるように」と言いたいですね。

Sillof's Workshop

Elaine Chow(原文/junjun)

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