ボロ船を装ったCIAのスピードボート

ボロ船を装ったCIAのスピードボート 1

1960年代後半、東南アジア沿岸部の輸送に使われた船のような一見なんの変哲もないこの船。実は超機密任務の人物の移動に使う、CIAのスピードボートなんです。

機密が危うくなるとこうなって()、

空軍の助けが待つ海に、脱兎のごとく逃げ去ります。

 

ボロ船を装ったCIAのスピードボート 2

船体後部についた偽ガンネルもバタンドタン。ついでにマストも落ちちゃって。急に身軽になってますね(誰かの頭に落ちなきゃいいんですけど…)。

万が一見つかっても、

これで「生存の確率」は上がります
と 『Spycraft』共同執筆者Keith Meltonは心強いことを書いてますね。

本当に使ってたみたいですね。でも、使用頻度とか具体的にどういう状況で使ったか、という部分はCIAも教えてくれないでしょうねえ…。

どこにでもある船に化けるという発想は、第1次世界時、ドイツ軍の潜水艦Uボートに対抗してイギリス軍が作り、潜水艦を海面におびき寄せる目的で使っていた商船もどきの軍艦「Q Ship」に似てる、とMelton氏は話してます。

CIA技術の詳細と衝撃の逸話はRobert WallaceとH. Keith Meltonの共著『Spycraft』が詳しいです。米Gizmodoの書評はこちら、アマゾンの予約注文は、オーディオブック通常版特別版でどうぞ。

Wilson Rothman(原文/訳:satomi)

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