ハゲ植毛ロボは「人力より痛くなく仕上がりもナチュラル」

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所要約5時間。人間より痛くなく、毛の仕上がりもナチュラル。

そんな画期的な植毛ロボの開発を進めているメーカーさんがいます。米加州マウンテンビューの「Restoration Robotics」です。

ふつう植毛手術というと患者さんに局部麻酔かけて頭の後ろから健康な頭皮ヨコ1cm x タテ15cm剥ぎ取る方法が今は主流ですよね? で、開いた隙間を縫合後、スタッフが手作業で2000個の毛包(毛根)を頭皮から採集してハゲたところに植えるんです…(読むだけで痛そう!)

お金も高い(5800ドルぐらい)し、時間も長い(8~10時間)し、痛いし、化膿の危険もあります。そこで人間じゃなくロボに任せちゃおう、というのがRestoration Roboticsの着想。

―仕組みを見てみましょう。

 使用するのは、中が空洞になってる幅1mmの針です。吸い込み機になってて、これをカメラと3Dイメージング専用ソフトで誘導しながら髪1本1本と毛包など丸ごと頭皮からむしり取ります。装置は、通常回路ボード製造に使われるロボットのアームに搭載されていて、むしり取った髪は気になるところに植えます。

所要時間は人間の半分。大事な毛の球根たちを頭のあちこちから1時間に最大1000個も収集できるそうな! 1時間に1000個ってすごくない!?

「毛包を頭部から引き抜くにはどういった軌道が必要か理解してるんですよ。患者さんが少し動いてもリアルタイムで動きを補正してくれます」(同社Frederic Mollさん)

抜く時の向きってことですかね。この微妙な動きは、患者さんの心臓の鼓動の動きに合わせて動くロボット外科手術と同じ仕組みを使って実現しています。さらにこのロボがマルチなのは植えるだけじゃなく、コンピュータでヘアデザインもできるところ。せっかく髪移動したのに片方だけフサフサだと、しゃれになりませんもんね。 

なにより今の人力の施術法より体に負担もかからないところがミソでしょう。年内には臨床実験を行う可能性もあり、とのこと。登場が待ち遠しいですね! 

New Scientist

Addy Dugdale(原文/訳:satomi)

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