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タイタニック捜索は海に沈んだ原子力潜水艦捜索の「隠れ蓑」だった
隠れ蓑にしては大きな獲物です。
タイタニック発見の功労で知られる第一線の科学者ボブ・バラード博士(Dr. Bob Ballard)の証言と、最近機密扱いが解かれた新情報で、タイタニック探しは海沈した原子力潜水艦2隻の捜索を表沙汰にしないための隠蔽工作だった事実が判明しました。隠蔽工作というのは結果論で、言うなれば「おまけ」ですね。
もっと真剣に探していたのは、USS ThresherとUSS Scorpion。どちらも1960年代に沈没したものです。
モノが核だけに長年の間に原子炉がどうなったか、海軍は知る必要があった。
そんな折、バラード博士が1982年、自分の新型ロボット深海潜水装置なら深海にも潜れるし、これ使って是非タイタニックを探したいから予算つけてくれ、と海軍にアプローチしたんですね。で、「こりゃいけるわい」と判断した海軍が捜索の予算を出した。ただし条件があって、タイタニック探しの前に沈んだ潜水艦をまず探してくれ、ということだったんです。
バラード博士は条件をのんで1984年、捜索活動を始めました。
Thresherは当時としては最新鋭の攻撃用潜水艦だったのですが1963年、テスト中に事故に遭い、パワー切れのまま海に置き去りにされました。こちらは博士のロボットによる捜索の結果、船体があまりに深く沈んでしまったため内破し、何千という破片に散り散りになっていたことが判明。
続く1985年に捜索したのはScorpionです。99人の乗組員を乗せたまま1968年行方不明となり、「旧ソ連の攻撃の犠牲になった」と思われたScorpionですが、こちらはあたかも「シュレッダーにかけたような」巨大な残骸のフィールドとなって見つかりました。
捜索記録では、潜水艦失踪の原因はソ連とかじゃなく、「発射した魚雷のひとつが軌道を外れ潜水艦に当たった」という説が最も有力、とあります。
2つの沈没現場を訪れ、どちらも放射能の危険が少ないことを確認後、やっと念願の海の宝石タイタニックの捜索に着手できる運びとなったバラード博士。予算が尻すぼみに縮小したせいで残された時間はたった12日でした。
が、2つの潜水艦探しで使った残骸フィールド捜索技術をここでも駆使し、見事発見に漕ぎ着けたというわけです。まさに執念。タイタニックにふさわしい秘話ですね。
[The Times via Danger Room]
Kit Eaton(原文/訳:satomi)
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大和サルベージにも何かあるのでしょうかね(笑)