120歳まで長生きできる妙薬、登場の日も近い? 

120歳まで長生きできる妙薬、登場の日も近い?  1

余生の方が長いような。

若返りの薬がビジネスになる証拠をお探しの方には、

この春のSirtris買収のニュースはいかがでしょう?

Sirtrisは低カロリー制限食の老化防止の効用を専門に研究してるアメリカの製薬会社なんですけど、英グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline、GSK)がこの会社に払った買収額いくらかわかります? 7億2000万ドルです。

もちろん元は取れると踏んでのこと。

“120歳まで長生きできる薬”を売って、うんと稼ぐ予定なのです。

今から5年前、ハーバード大医学部教授のデビッド・シンクレア(David Sinclair)氏=Sirtris社長=が発見したのは、低カロリー制限食で活性化した遺伝子をターゲットとし、寿命を伸ばす分子レスベラトロル。サルとか雑多な動物で研究後、これがいよいよ人間で臨床実験を行う段階に近づいているそうなんですね。

この新薬の効用は、体力の弱ったヨボヨボ状態で老齢期をいたずらに長引かすんではなく、老化プロセスを完璧にスローダウンさせるところにあります。

大手製薬会社はどこも今こうした遺伝子や薬品の研究には予算を湯水のように注ぎ込んでいるので、市場に出た途端、競争は熾烈を極めることが予想されます。シンクレア教授はこう語ってますよ? 

「糖尿病の薬と同じように、市場に出回るでしょうね。ライバルに勝つには1粒3ドルか4ドルの値段で売らなくては駄目ですね。特許の網が取れた途端、企業はたちまち1粒何セントという値段で作れるようになるはずです。まるでアスピリンのように」

アスピリン感覚で老化を止めるなんて…。未来はすごい。

[Wired Science]

Adam Frucci (原文/訳:satomi)

【関連記事】

飢えずに寿命を延ばす方法を発見!?

ナムコの高齢者用リハビリエンタテインメントマシン

埋め込みドクター「マイクロ体内ロボット」