最新記事一覧
過去のオススメ記事

レゴ歴代セット全てが眠る秘密保管庫(動画)

2008.06.26 11:00 [3] [0]


史上最高のレゴセットはもちろん、かつて製造されたレゴすべてを安置した保管庫です。

凹むこと続きだったせいか思いがけず感動してしまって、レゴ工場見学が終わりもしないうちから興奮エンドレスに。これはレゴセット4720点が箱に収まってる以上のものがありますよ。もっと単純だった古き良き時代に連れ戻してくれるチケットのような、そんな場所です。

1950年代の古いレゴ見てるときは自覚がなかったんですけど、オーナーKjeld Kirk Kristiansen(創業者の孫)の旧邸宅を改造した博物館「Idea House」の学芸員Jette Orduna女史も僕の興奮ぶりを見て面白がってました。

「こちらの木の箱はデンマークあたりのお店にあったものです。ふつうは床屋さんか雑貨屋さんが置いてたものですね」と、開けて見せてくれた箱の中には、赤と白のシンプルな積み木が。チューブはまだついてなくて、窓のついたブリックもあります。

「ここにはレゴブロックが別々に入ってます。昔は親御さんが、子どものレゴシステムが少しずつ大きくなるよう、子どもに定期的に買い与えていたんです」

「そうです、これは“エレクトロニック”と呼ばれていたものです。口笛で起動するからなんですよ」…と話しながら、口笛を吹いてくれたり。


080623legotrip.jpg
まるで考古学者気分で楽しめました。女史の解説、クールな箱のデザイン、最初の何年かで、目まぐるしいスピードで進化する様子。神話の謎解きのように興味が尽きないんですよ。でも興味本位で説明についていったのは、そこまで。1970年代のブリックが出るまでです。

僕のコメントで当たりをつけたJetteさんが、ある棚に真っ直ぐ進んでいきました。通路奥の突き当たりにある棚です。上見て、下見て、口を真っ直ぐ引き結んであるものを真剣に探してるんです。その辺りを撮影して回りながら待ってたんですけど、「ええ? もしかしてあれ?」「…なわけないか、まさかね。…え? そのまさか?」―1秒1秒期待が高まっていきます。

ようやく大きな長方形の、横が黄色の箱を引っ張り出して、
「ほーら! ここにあったわ」

振り返ると、彼女が抱えていたのは…
 

Lego Space Galaxy Explorer」(写真下)です。

080623galaxyexplorer.jpg


バキューン、発射ビューン、ズドーン、ブーン。もう、感動の嵐がLego Airbus 380で殴られてるみたいに頭にガーンときて、クリスマスのポラロイド写真とか誕生日とか、とっくの昔に消えてたと思っていた昔のシーンがまるで今のことみたいに鮮明に蘇ってきて止まらなくなっちゃいました。

まだ小さくてレゴを組み立てられなかったとき、レゴの大っきな観覧車とBlue Train代わりに作ってくれた母と父の姿、毎年新しいセット諦めずに買ってくれた父と母、兄弟2人と妹(姉)が絨毯の上で遊びながら、最高に変な生き物で溢れ返ってる新しいレゴ、最高のレゴ組み立ててるシーン。そしてあの匂い。レゴブリックの完璧な、匂い。

みなさんにもきっと僕の言ってること、分かると思います。
those were the daysの世界ですよ、まさにまさに。

何から何まで純粋無垢だったあの頃。自転車のこと、大きな絨毯に広がるレゴのこと、シリアルのココアの分量ぐらいしか頭になかった時代のフィーリングと瞬間が押し寄せてきて、無我夢中でLego SpaceからLego TechnicからLego TownからLego Castleへ、そっからLego PiratesLego Star Warsまで飛びついてしまいました。せっかくのシャッターチャンスもしょっちゅう涙で霞んでしまって、ちっとも仕事になりません。

あっという間に、本当にあっという間にそれもおしまいに。

階段を上って現実に戻りながら、僕の過去もゆっくり宝箱の中に消えていきました。「これだ。これがあるからレゴは地球上のほとんど全ての人たちにこんなにも愛されているんだ…」って思いましたね。

楽しさ、ディテール、信じられないデザイン、実際に触ってみた感触、両手・創造力・ロジックを駆使させるところなど、その全てがあわさって普遍的な魅力を醸している。それはそうなんだけど、もっと根本的なもの、その全部を足してもあまりあるものが、このブロックにはあるんです。これを見た途端、昔に戻れる、そのコネクションなんですよね。

と納得してニッコリ元通りの毎日に戻りました。カラーのブロックひとつで笑顔が戻るんだから、人生も悪くないです。

この記事のバックグラウンドにはアルバム『Unchained』収録ソング『Memories Are Made of This』(Johnny Cashバージョン)』がぴったり。喜びと悲しみ半分で思い出が蘇る曲です。AmazoniTMSで購入可。好みの方にはアルバムごと購入をおすすめします(他のAmerican Recordingsシリーズも)


jesusdiaz (原文←写真集あり/訳:satomi)


【関連記事】
仮想レゴで死ぬほど遊べるiPhoneアプリ(動画)
世界最大のレゴ飛行機、エアバスA380(動画)
レゴでスターウォーズの街や宇宙港を再現
 

新着コメント
コメント(3)

LEGOは舶来でそれはそれは高かったので、持っている友達を見たことがありませんでした.私もダイヤブロックで必死に対抗してました.

知育玩具の頂点ですよね、ブロックって.

僕も子どもの頃に「Lego Space Galaxy Explorer」と同じか、似たセットを買ってもらい、作ってはバラして、相当遊びました。
書き込んでいる今、同じように涙がこぼれます。

これ機体の後ろがカーゴベイになってて、バギーが収納できる奴ですよね。

> みなさんにもきっと僕の言ってること、分かると思います。

心の底からよく分かります。
これ祖父祖母に買ってもらったの、ちょうど今くらいの夏休みの時だったな…。
あの時の祖父祖母の姿から蚊取り線香の匂いまで、怒濤のように思い出が蘇りました。

コメントする

コメントは承認制となっております。編集部が確認および承認した後に、サイトへ反映されることになるので、多少時間がかかってしまうことがあります。
また、公序良俗に反する内容、個人や団体を誹謗中傷する内容、その他不適切と判断させていただいた内容については、否認または削除させていただく場合もございます。ご了承ください。
Only japanese available.

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL :

お問い合わせフォーム

 お問い合わせフォームを表示

この記事へのtweet
お知らせ
新しくはてブがついた記事
GIZMODO TEAM
アイコンアットラージ
小林弘人infobahn Inc.
ゲスト編集長
いちる [小鳥ピヨピヨ
副編集長
大野恭希 *
編集部(問い合わせ先
長谷憲 *
松葉信彦 *
鈴木康太 *
河原田長臣 *
MAKI
satomi [Long Tail World
junjun
湯木進悟
聖幸 [俺と100冊の成功本
そうこ [::soko286.com::
yuko
mayumine [URAMAYU
mio
miho
ライター
武者良太 [悦びの覚悟
三浦一紀 [普通の日々
野間恒毅 [のまのしわざ
Appbank [Appbank
常山剛 *
鉄太郎 [tetsutaro.net
佐脇風里 [Marylebone High Street
KENTA
小暮ひさのり
山田井ユウキ [カフェオレ・ライター
コラムニスト
コグレマサト [ネタフル
いしたにまさき [みたいもん!
デザイナー
前田龍一 *
広告営業(問い合わせ先
城口智義 *
土井孝彦 *
阿座上陽平 *
碓井真紀 *
広告進行
山本朋子 *
山下恵子 *
ディビジョンディレクター
尾田和実 *
ジェネラルマネジャー
長田真 *
パブリッシャー
今田素子 *
* =[mediagene Inc.
サーバ管理
heartbeats
about GIZMODO
ギズモード・ジャパンについて
・ケータイ用サイト
携帯版QRコード ・iPhoneアプリ
iPhoneアプリ ・iPhone用サイト
iPhone版日刊メルマガ
記事配信中のニュースサイト
Yahoo! ニュース livedoor NEWS MSN デジタルライフ mixi alt="アメーバニュース exciteニュース製品情報および投稿希望者のお問い合わせ

郵送の方は下記宛へ資料等をご郵送ください。

150-0036
東京都渋谷区南平台町16-29 グリーン南平台ビル8F
株式会社メディアジーン
Gizmodo Japan編集部宛

広告募集! ギズモードはスポンサー様のおかげで、今日も更新できています。もし「バナーを出稿しようかな」と思いましたら、こちらをご覧ください!
媒体資料をダウンロード
広告に関するお問い合わせ
どうぞよろしくお願いします!