原子1個分の厚さしかない新素材「グラフェン」は強度も世界最高

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ここ数年、科学者の間では「グラフェン(graphene)」という素材がホットです。

グラフェンは、炭素原子でできた薄いガーゼのような素材で、厚さが原子1個分(!)しかありません。そして、その高い電子移動特性により、半導体を作るときの材料であるシリコンに代わる物質として期待されています。

そして今回の実験で明らかになったグラフェンのもうひとつの特性は…グラフェンはどうも、強度においてもあらゆる素材の中で一番だということです。

コロンビア大学の2人の工学教授が、ダイヤモンドでできた鋭いプローブ(探針)を使って、原子レベルでグラフェンの強さをテストしました。その結果は予想通り。いくつか解決するべき問題はあるものの、そこをクリアすれば近い将来、グラフェンは超高速プロセッサの材料として活躍しそうです。それはつまり、より小さく薄く高性能な半導体ができることを意味しています。

[Technology Review]

Sean Fallon(MAKI/いちる)

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