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宇宙旅行目前「ホワイトナイトツー」実機初公開レポート
ヴァージン・ギャラクティック社の「ホワイトナイトツー(WhiteKnightTwo)」の初公開の取材のため、モハーベ砂漠まで行ってきました。ホワイトナイトツーは宇宙船「スペースシップツー(SpaceShipTwo)」を輸送する飛行機です。
以下、取材メモと写真を一気に紹介します。
すごく遠い未来の話だと思っていた宇宙旅行がどんどん実現しつつあるんだ、ということがわかってドキドキしますよ。
僕ら招待されたプレスは、ロサンゼルス国際空港からモハーヴェまで、機体に「My other ride is a spaceship」(僕たちはこの後宇宙旅行です)って書いてある新しいヴァージン・アメリカの飛行機で飛んできました。ヴァージン・アメリカではいまヴァージン・ギャラクティックの宇宙旅行が1名に当たるコンテスト「The Race for Space」(宇宙へ行こうキャンペーン)を行っています。なお、ヴァージン・アメリカは他の国内線よりも30%燃費がいいそうです。
リードエンジニアのボブ・モーガンいわく、ホワイトナイトツーは通常の3倍の重量があり、乗れるのは11名くらい。エンジン、ランディングギアを除いた全ての部分がカーボンファイバー製だそうです。翼の部分は継ぎ目がなく、ネジでつなぎ合わせてもおらず、一体成形されています。
ホワイトナイト+スペースシップツーはスペースシップワンと同じ高度まで打ち上げられ、そこでスペースシップツーを切り離すとのこと。パイロットのトレーニングにはフライトシミュレータが用いられるそうです。彼は元ヴァージン・アメリカのパイロット。アメリカで最もラッキーなパイロットといってもいいですね。
ブランソン会長いわく、この飛行旅行は地球の美しい眺めを満喫し無重力を経験してもらうためのもので、現在270人がこの宇宙飛行に契約し、そのうちの多くは遠心力を使った装置で重力の負荷に慣れるトレーニングを初めているのだそうです。
宇宙港は、ニューメキシコの次はスウェーデンに建設予定。その後はスペイン、極東地域も計画中。
「どんな人でも乗れるの?」との質問に対して、同会長は本宇宙旅行はサブオービタル飛行のため、経験するGは2~3Gになる予定で、ブランソン会長の両親のような高齢者やホーキング博士も飛行を予定していると回答。なお食べ物の提供はなしだそうです。宇宙酔いによる嘔吐を心配してですかね?
その他の情報としては以下の通り:
● ホワイトナイトツーの一号機の名前はリチャード・ブランソンの母親にちなんで「イブ」と名付けられた。
● スペースシップツーは現在60%の仕上がり。
● スペースシップツーはスペースシップワンと似通った構造、デザイン。
● スペースシップツーには6人の乗客と2人のパイロットが乗ることになる。本来は11人まで乗れるが、リチャードブランソンが窓際の席を販売することにこだわったため。
● スペースシップツーの胴体部分が乗客キャビンになる。
● スペースシップツーのキャビンスペースのリクライニングシートは無重力状態、また大気圏再突入時に備えて最大限倒れるようになっている。
● スペースシップツーが耐えられるGは前から後ろ方向で6G、上から下方向に3.8G。
● 無重力状態になったら席から浮いてしまうだろう(だからシートベルト着用必須ということ?)。
● ホワイトナイトツーはスペースシップツーを抱えて全米横断が可能程度の性能を持つ。
ホワイトナイトツーに抱きついたらものすごい満足感でした、でも胴体をなめてみたらほこりの味がしました。ポートキャビンはモックアップで窓は描いてあるだけでした。
[Giz at Virgin Galactic Launch]
Brian Lam(MAKI/いちる)
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port には船や飛行機の左舷という意味があるので、「ポートキャビンはモックアップ」というのは「左側の胴体の客室はただの飾りです」という意味でしょうね。