PS3失敗の原因について、SCEアメリカのCEOが把握していること

PS3失敗の原因について、SCEアメリカのCEOが把握していること 1

先日、ギズやKotakuやEngadgetがSCEA(ソニー・コンピュータエンタティメント・アメリカ)招かれて、CEOのJack Trettonと話す機会がありました。

いろいろと興味深い話を伺わせていただきました。内容は…ひとことで言うと、SCEはPS3がなぜ失敗したのか、その理由をきっちり把握していて、それを修正していく方法もわかっている、ということです。ジャックの言葉を借りれば「われわれは自分たちが何をしているのかわかっている」とのこと。ただ、過去の過ちを取り戻すには長い時間がかかることが予想されます。

ご存知のとおり、SCEはハードウェアの会社であります。そしてPSに関しては、同時にソフトウェアの会社でもあります。

問題はSCE自身がソフトウェアの会社なのかハードウェアの会社なのかもしくは両方なのかわからなくなり、それによってPS3の開発の方向性に混乱が生じたことでした。

PS3の場合に何が起きたかというと…ハードウェア担当がコンソールを作って、作ったらポイッとソフトウェア担当に投げ与え、後はよろしくといって去っていったようなものです。つまりジャックが言うにはPS3はハード、ソフトの2チームのコラボレーションで開発されたものではなかった、ということです。結果として、ハードウェアチームが引き起こした混乱の後片付けをソフトウェアチームが何年もかけてやっているという状況になっています。

これは全社的な、根深くて大きな問題ですね。UIのデザインがパッとしないことの裏側にはハード開発チームとソフト開発チームが協力して動けていないという事情があったわけです。SCE前社長の久夛良木健が平井一夫と交代しSCEAのジャックと共に開発に影響力を及ぼしていく事で、新しいPS4では同じ失敗を繰り返さないことができるでしょう。でも今のPS3も素晴らしいマシンだと思いますけどね。

Jason Chen(MAKI/いちる)

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