恥!詐欺!足からドロドロと毒が出たかに見える足裏パッド「Kinoki」

ひと晩でこんなに真っ黒。オトサンが耳垢なら、こちらは体内の「重金属と代謝老廃物」です。

米国深夜のインフォマーシャルで最近流れている解毒用足パッド「Kinoki」は、就寝前に足の裏へペッタリとパッドを貼って、朝剥がすと、まるで3週間使ったスライムみたいな黒々としたドロドロがベットリ貼り付いている…という、効用が目にも分かり易い健康アイテム。

そのあまりなドロドロっぷりに驚いた、国営ラジオ放送(NPR)『All Things Considered』のSarah Varneyさんが、本当に解毒作用があるかどうか、自分でもテストしてみたんです。

夫婦2人でパッドを一晩使って翌朝剥がしてみると…パッドには一面べったり黒っぽいスライムが貼り付いてます。CMの言った通りです。

ところが、これをラボの化学分析に回して実際何がどうなってるか調べてもらったら、解毒なんて話は全くのデタラメなことが分かったんです。

 接着剤付きのこのパッドは「竹酸、特定不能な薬草の混合物、ミネラルが使われており、睡眠中に体内に貯まった毒を足から体外に逃がす」という触れ書きなのですが、Curtis and TompkinsのラボのJohn Goyette氏が使用済みパッド2枚と、使用前の新品1枚の金属含有レベルを硝酸で測定してみたところ、「基本的に3枚とも全く同じサンプルと見なされる」ことが判明しました。

重金属もなし、軽金属もなし。化学的に言ってもサンプル同士に違いは見分けられなかったそうな。月30ドルする健康パッドも、ニューエイジのイカサマ商品の端くれだったんですねぇ…。

じゃあ、あのドロドロは一体…? 

と思っちゃいますけど、えーと、あれは熱や湿気に触れると勝手に汚い“使用済み”状態に変わるんです。それが証拠にキレイで無害な水の湯気にかざしても…ドロドロになるんだって!

人間の体には、老廃物は効率的に外に出るような仕組みが備わってます。新聞広げてるときでも、それは動いてます。だいたい足の裏から毒が黒々出るんなら、僕が長年愛用してるパワーレンジャーの靴下付きパジャマなんて、もうとっくの昔に捨ててますよ。わっはっは。

[NPR via Consumerist]

Dan Nosowitz(原文/訳:satomi)

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