買い手がつかぬまま地下に眠る「世界最大のレコードコレクション」(動画あり)
掲載日時:2008.08.20 23:00
世の中デジタルになって、アナログの昔の表現媒体は廃れるばかり。
そんな空気を如実に物語るのが、レコード収集家Paul Mawhinneyさんの物語です。
ポールさんが一生かけて集めたレコードは、なんと300万枚を超えます。シングルだけで150万枚。名実共に世界最大のレコードコレクションです。
6万枚超えたところで、奥さんに言われてレコード店を開店後も、最後の1枚は売らずに必ず手元に残して大事にとってきました。
「国会図書館の話じゃ、1948年から1966年に出た音楽のうちCD化されたのは17%だけって言うでしょ。つまり残り83%はどこ探しても、いくら出しても買えないものなんですよ」
と、レコードに対する愛着、「僕が集めてやらなきゃ」という使命感、その価値を熱く語るポールさんですけど、お店はだんだん客足も遠のいてきて今年2月には閉鎖に追い込まれました。ちょうど9月に69歳になることだし補助が受けられるぐらい視力も落ちてきたところなので、これを潮時に人手に渡そうと考え、2月にeBayに出してみました。…が、とうとう真面目な買い手は一人も名乗り出てこなかったんだそうです。
吹っかけてるわけじゃありませんよ? 鑑定では「5000万ドル相当」の評価なのに、ポールさんは「300万ドルでいい」と言ってます。いわば叩き売り。なのに、「誰も見向きもしないんだよ」(ポールさん)。
時代に取り残された嘆きを、ドキュメンタリーの短い映像でご覧ください。
最後の歌は「これは僕のライフ・ソングなんだ」って言ってますね。なんだかじーんときます。
オンラインでなんでも好きな音楽が手に入る中、アルバムのハードコピーは金銭的にも気持ちの上でも、価値が落ちています。でも、こんな圧倒される迫力のコレクションが、もらい手のないまま地下の暗がりに置き去りになってる姿は、本当に見ていて心が痛みます。いくらiPod時代だなんだと言ったって、これは歴史なんですから、博物館が大事に保管しておくべきなんじゃないかと思いますよね。 誰か一人でいいので良い引き取り手に恵まれたら、いいですね…。
[World's Greatest Music Collection via Nah Right]
Adam Frucci(原文/訳:satomi)
【関連記事】
・サイテック「TCU-311D」:アナログレコードをMP3に変換
・「Laser Turntable」:レコードをレーザーで読み取るプレイヤー
・アナログレコード風CD-R:eMark「Black Diamond CD-R」
掲載日時:2008.08.20 23:00
最近のコメント : >>Anonymous :ああ、ホントにくだらんね、あんたの言って......more »
[PR]
コメント(6)
コメントする
コメントは承認制となっております。編集部が確認および承認した後に、サイトへ反映されることになるので、多少時間がかかってしまうことがあります。
また、公序良俗に反する内容、個人や団体を誹謗中傷する内容、その他不適切と判断させていただいた内容については、否認または削除させていただく場合もございます。ご了承ください。
Only Japanese language available.
このエントリーのトラックバックURL :




































これ、どこぞの国の人が名乗りを上げてましたよね?
駄目になっちゃったのですか…。
アナログの輸入盤は学生の頃安くて買い捲りました。
やはりCDよりいい音なんで今でも真空管で聴いています。
つまらないことを言って悪いけど、つくつかないって物の言い方をするのは売り手じゃなくて買い手の方じゃないのかね?
アナログ盤は残すべき財産だと思いますけどねぇ。
こんだけの枚数あれば、DJウケしそうですけどねぇ…
福袋形式で売ったら一生困らないかもww
是非どっかの美術館で、ジャケ展して欲しいですね
RIAAが買えばいいんじゃないのかなぁ。
>>Anonymous :
ああ、ホントにくだらんね、あんたの言ってる事は