iPhone 2.1で、本当にパフォーマンスは向上したのか? ギズ編集チームが徹底検証

iPhone 2.1で、本当にパフォーマンスは向上したのか? ギズ編集チームが徹底検証 1

意外にも悪くなったこともあるんだけど、でも合格点ですよ!

iPhoneユーザーの皆さま、もう「iPhone 2.1」へのソフトウェアアップデートは済ませましたか? アップルが公式に発表した「2.1の変更/改善点」リストによれば、かなりの分野で劇的なパフォーマンス改善などが見られるとのことですが、実際のところはどうなのかを、米ギズ編集チームが徹底検証してくれました。

では、項目別に、合格/不合格の採点リストを付けて、続きに詳説してありますので、ぜひご覧ください。

 アンテナの受信感度 : 合格

今回のアップデートの中でも、とりわけ際立った成果が見られたのは、この分野の改善点であると評価されていますよ。例えば、以前に「2.0.2」バージョンへとアップデートを終えていても、1~2本しかアンテナが表示されていなかった同じ場所で、2.1バージョンでは4~5本のアンテナが表示されるようになったとのケースが多数報告されています。

ちなみにアップルからの公式情報では、「3G信号強度表示の正確性の向上」とだけ記されていましたので、単に電波の状態は同じなのに、表示されるアンテナの本数だけ、以前よりは正確に見えるようになったに過ぎないのでは…との厳しい指摘が出そうですが、この点も、しっかりとギズチームが検証してくれました。

そして、うれしいことに、本当に電波受信性能が大幅に向上したと確信してもよいとの検証結果が出されていますよ! 特に携帯電話の通話品質の改善に、目ざましいまでの成果が表れており、以前と比較して、明らかに通話が途切れにくくなったと発表されています。ハードウェア的には何も変わっていないのに、ソフトウェアアップデートのみで、ここまで状況が改善されるとは、本当にアップルはすばらしいと、まさにベタ褒め状態の出来ばえであります…

バッテリーの持ち : プチ合格

アップルの発表では、「バッテリー寿命の劇的な向上」がなされたとのことでしたが、それほど劇的とまで言えるものではなかったようですね。まあ、控えめに見て、バッテリーの持ち時間は、以前よりも10%アップしたというところでしょうか。ただ、こればっかりは、利用スタイルなどに応じて変わってきたりもしますので、30%以上は持ち時間が長くなったというユーザーも少なからずいると報告されていますよ。

バックアップの所要時間 : 合格

「iTunesへのバックアップの所要時間の劇的な減少」というアップルの発表どおり、こちらは多くのユーザーが、アップデート後に、改善点を実際に体感できると報告されています。どうやら以前は、ちょっと信じにくい話ではありますが、バックアップに毎回8時間以上もかかっていたというユーザーもいたようですね。しかしながら、同じユーザーが、わずか15分足らずでバックアップが済むようになり、たいそう喜んでいるとのことです。皆さまはいかがですか?

3Gでのインターネット接続速度 : 不合格

今回のレビュー項目の中で、唯一の不合格点です。アンテナの受信感度が向上したということは、きっとインターネットも速くなっただろう…との期待を抱き、繰り返し検証を進めてみたそうですが、不思議なことに、何度テストしても、2.0.2バージョンの時のほうが、インターネット接続速度は速かったようですね。

たとえば、同じページの読み込み速度ですが、2.0.2バージョンだと、2.1バージョンよりも、ほぼ常に数秒ですが短い時間で済むそうです。App Storeからも購入できる公認スピードテストアプリケーションなどで計測してみても、ダウンロード速度は、少なくとも2.0.2バージョンのほうが10%高速で、ひどい時には、2.1バージョンより2倍以上も高速であることがあったと報告されています。この原因は、まったく現時点では不明のようです。

アプリケーションのインストール速度 : 合格

こちらは、アップルが公式に出していた「他社製アプリケーションのインストールの速度の向上」という発表どおり、ほとんどのアプリケーションで、インストール時間が15秒以上は短縮されるようになりました。

ハングおよびクラッシュの問題 : 合格

アップルは「他社製アプリケーションが多数インストールされている場合にハングおよびクラッシュを生じる問題の修正」が行われると発表していましたが、その成果を実際に体感できるようです。ただし、劇的に問題が修正されたわけではないとの注釈付きです。

文字入力の速度 : 合格

これまでソフトキーボード使用時にひどかった、文字入力中のもたつき感が、かなりスムーズに入力できるようになって、目に見える改善の成果があると報告されていますよ。英語環境での検証結果とのことですが、日本語環境でも、文節変換などの改善が見られたとのことですから、この分野は明らかに合格点でしょうね。

iPhone 2.1で、本当にパフォーマンスは向上したのか? ギズ編集チームが徹底検証 2

全体的に今回のiPhone 2.1アップデートを振りかえると、インターネット接続に関しては、やや残念な結果も見られたそうですが、アップルが発表していた改善点については、ほとんどが合格点で、早期のアップデートを行う価値が十分にあるとの評価が下されていますよ。

米国では、以前から2Gの初代iPhoneが販売されていましたが、ここまでアップデートを行ってこそ、ようやく3Gへとアップグレードする価値もあるとの評価が大勢を占めているそうです。これで日本でも、もっと自信を持ってiPhoneを人に勧められたりするかな…

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Jason Chen(原文/湯木進悟)

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