ケータイやPCのリサイクル「資源有効利用」は真っ赤なウソかもしれない最新実態

ケータイやPCのリサイクル「資源有効利用」は真っ赤なウソかもしれない最新実態 1

「リサイクルは環境に優しい」な~んて、もしや真っ赤なウソですか?

地球環境保護だ、グリーンITだと、皆が真剣に取り組んでいるのに、なんとも穏やかならぬ発言であります。実際、資源有効利用促進を目指して、使用済みPCや携帯電話を始めとする家電製品の回収やリサイクルが、各方面で熱心に進められており、レアメタルの確保だって行われたりしているそうですが、でも残念ながら、皆が皆、ハッピーな使われ方をされてるわけではないんですね…

以下にて、その舞台裏の実態をご覧ください。

 このほど米会計検査院(Government Accountability Office)が公表した、67ページに及ぶ国連調査報告書によると、米国の家電リサイクルが陥っている、悲惨な実態深刻化しているそうですよ。なんでも米環境保護庁(Environmental Protection Agency)が、回収された電気製品を、海外のリサイクル拠点へと輸出するのを認めてしまったことが、問題の発端とされています。

適正な法規制と、リサイクルに必要とされる最新技術が備わった、ごく一部の国や地域では、回収された電気製品が、確かに資源有効利用に貢献しているのは事実である。しかしながら、非常に多くの回収製品が、リサイクル不能な状況下の人々の手に渡り、危険な環境汚染につながってしまっている。特に米国から、アジア各国に輸出された中古家電製品が、ふさわしい資源有効利用に寄与することなく、輸出先の環境破壊を引き起こしている事態を憂慮している。

シリコンバレーで、電子機器廃棄物から出される有害物質の問題に取り組む、環境保護団体のSilicon Valley Toxics Coalition(SVTC)からは、中国、インド、ベトナム、韓国、マレーシアなどへ、米国から輸出されたものの、実際のところはリサイクルされずに廃棄されてしまっている回収電化製品が、すでに2000万ポンド(約9000トン)規模に達しているとの警告まで出されています。

今回の報告書は、「使用済み製品を回収し、リサイクルに取り組んでいます」というメッセージが、単に環境に優しい企業であることをアピールするためだけに用いられ、実際のところは、それほど環境保護に役立っていないケースも多いという、厳しい指摘でまとめられているんですけど、これって日本の企業は大丈夫なんでしょうかねぇ…

GAO(PDF) via Gadget Lab

John Mahoney(原文/湯木進悟)

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