ローレンツ力に耐える世界最強のマグネット、フロリダで開発中

ローレンツ力に耐える世界最強のマグネット、フロリダで開発中 1

100テスラでも自滅しない。

通常のMRIマシンの67倍高いパワーを目指すマグネットです。

MRIマシンと同じ部屋に重金属の物体を入れたら患者さんに死亡・けがが起こった…そんな話は聞いたことある人も多いかと思いますが、米フロリダ州の国立強磁場研究所(NHMFL:National High Magnetic Field Laboratory)が1000万ドル(約10億円)の予算をかけて開発中のこの磁石は、「iron oxyarsenide」のような高温の超電導体の特性を持つモノのテストに必要な程度のパワーを備えたもので、より良く安価なMRIマシンの実現、高圧電線の実現に期待が持たれています。

さらに無重力実験や磁気推進装置にも使える可能性もあるので、もしかしてゆくゆくは今あるようなロケット燃料も必要なくなる…のかな? ああ、引力のせいでしょうか、写真見ただけなのに想像がとめどなく広がります。

研究者は何年も前から100Tを超える磁場創出に成功してますが、すぐ自滅しちゃうのが困りもの。これが実現したら、100T超の負担を繰り返しかけても壊れない物質抗張力を備えた初のマグネットになるかもしれないとのこと。強磁場研究所のGreg Boebinger所長によると、最終的にはローレンツ力(Lorentz forces)、つまり

「ビー玉サイズの空間にダイナマイト200本詰めて爆破させるのと同等の力」
に耐えられるとこまで、持ってくそうです!

IEEE Spectrum Online via New Launches via Dvice

Sean Fallon(原文/訳:satomi)

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