アップルのGeniusの上をいっちゃってるマイクロソフトのMixView

これは、マイクロソフトがZune新ソフトウェアに搭載予定の「MixView」です。

アップルiTunes 8のジーニアス(Genius)よりずっとキレイで楽しいという話は前々から知ってたんですが、実際見てみると、それだけじゃなく実用性・情報源の部分も優れてることが分かります。Zuneと言えば、利用者同士を繋ぐソーシャルな面に力を入れてますよね? それが良い具合に形に表れていると思います。というか、こっちを見てしまうとGeniusがまるであの平面的でグレイで面白くないWindowsアプリに見えてしまうような…。

MixViewでは利用者が好むと思われる楽曲、曲同士の相関関係をひたすらグラフィックスで見せています。例えばビリー・ジョエルの「Piano Man」はこんな感じ。:

関連アルバムが一目で分かりますよね? あと、このアーティストに影響を受けたアーティスト、このアーティストに影響を与えたアーティスト、同じアーティストの似たアルバムなど、ついつい辿ってみたくなるインターフェイスです。

操作も素早くできます。カーソルでまたぐと、透明なバブルに「ビリー・ジョエルに影響を受けたのはリチャード・マルクス(Richard Marx influenced by Billy Joel)」とか「ビリー・ジョエルに影響を与えたのはフランキー・ヴァリ(Frankie Valli influenced Billy Joel)」といった情報を表示。トップにはビリー・ジョエルの「The Strangers」、ボトムにはジェイムズ・テイラーの「Sweet Baby James」がありますが、これは関連アルバムという意味です。

黒のボックスに見えるのは、その曲を聴いてるトップ・リスナーたちの名前です。上にマウスを当てると、Zuneユーザーのお気に入り曲の小さなリストが現れ、彼・彼女のライブラリの中身まで深く掘り下げてみることができます。以上すべてが本当にスピーディーにできてしまうんですよ。こちらの動きに瞬時に反応が返ってくるので。

さて、このビューティフル&パワフルなユーザーインターフェイスを下と比べてみましょう。:

 

もう言うまでもないですよね。リストはシンプルで、Coverflowエフェクトも目に心地よいんですが、それでもまだマイクロソフトのソリューションには敵わないと思います。情報が多過ぎて頭がごっちゃになるような。アップルはGeniusの目的は音楽の地平を広げることにあると言ってましたけど、それが本当なら、これではだめです。

Geniusは(1)会計ソフトみたいに見える、(2)自分が持ってるiPod touchで見つけられるものと完璧にシンクできない、というだけじゃなく、 (3)アルバムの「ベスト・オブ」に入ってるというだけの理由でこちらが既に持ってる曲をまた推奨してくるんですよね。

ZuneのMixViewには特に新機能と呼べるようなものは一切なくて、他のサイトでも似たサービスはやってます。でも、すべてを完璧、秀逸、エレガントかつシンプルな外観と実装にまとめた点は評価できるんじゃないでしょうか。アップルはGeniusの最初の始まりからMixViewをやるべきだった。

僕、Zuneは持ってないんですけどね。

これでZune乗り換えるかって? うーん、iPhoneも気に入ってるし、iTunesも残りのところは好きなので機能1個で乗り換えるということはないんですが、でも、アップルもうかうかしてると気づいたらUI後追いなんてことになっちゃうなあ、と思いましたです。

[Thanks OMG! Ponies!]

Jesus Diaz(原文/訳:satomi)

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