だから、UMPC(Netbook)はキライなのだ

2008.09.05 23:00
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あの日、コーヒーショップに足を踏み入れた時でした。私があの光景を目撃したのは…。

大人の男がちっちゃなUMPC(Netbook)に覆いかぶさりながら、まるで太っちゃったのに無理やり昔のズボンをいた時みたいに落ち着きなくモゴモゴしながら座って、キーボードには大きすぎる手でチマチマと操作している姿です。UMPCを使ってる姿は、彼をものすごく不器用な人に見せているような気がしました。そのうえ、顔を小さい画面に近づけすぎだし、クリアに見るためか? 眼精疲労を避けるためか?目を細めていていて、いかにも使いにくそう…。コーヒーショップでヒマをつぶす中年の危機を迎えた猫背の男性を自ら演出しちゃってる感じすらしてしまいます。

そして、コンパクトなUMPCにはミスマッチなアダプタを備えたワイヤーでコンピュータと近くのコンセントをつないでいたんです。そんな姿を見つつ、結局のところ「こんなに小さなコンピュータには、長持ちするバッテリーを期待することができないんだなぁー」って再確認してしまいました。とにかく、僕に言わせればUMPCは拷問です。でも、コーヒーショップで目撃したこのシーンは1回ならず、けっこう頻繁に遭遇する光景なのですよね…不思議です。

だって、まず、このコンピュータは安くないと思います。もちろん本体は350~400ドルぐらいで買えるけど、XPを使いたかったらRAMを2GBにアップグレードしないといけないんです。それに、もっと快適に使うなら、大きなバッテリーがほしくなるはずだから、それも買わないといけないし…。

ということで、環境を整えお財布からの支出はトータル500~600ドルになったところで、このオシャレなマシーンでブラウジングしてみましょう。もちろん私の電話よりはいいかんじ! となるはずが…、残念なことにそうじゃないようです…。

ミニノートブックには、スマートフォンよりも大きなスクリーンがあるので、ブラウジング環境は良いように思いがちです。でも、XPとFirefoxの設計者は、単純に5インチとか8.9インチという小さいスクリーンについての考慮をしていないのです。なので、今のところ私なら、UMPCよりもiPhoneでNew York Timesをよみたいなぁと思ってしまいます。

ブラウジングの面だけじゃなく、私がUMPCを使わない理由は他にもあります。UMPCを使用した結果、その経験を楽しんでいないという罪悪感から、なんだかとっても居心地が悪いのです。そのうえ、標準サイズのラップトップをコーヒーショップに持っていかない場合でも、結局どんなにUMPCが小さくても運ぶためにブリーフケースを持ってく必要があるところも、なんだかなぁと思うところ。

UMPCを別のもので例えるなら野生化したネコかも!? はじめ見た時は、わぁ~かわいいなぁと思うけれど、いったん膝にのっけたら、どうしてそもそも避けていたのかを理解することになるから。まぁ、あくまでも、私の感覚なんですけどね。


Mark Wilson(原文/junjun)


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