米連邦取引委員会(FTC)が火曜シカゴの裁判所から、「インターネット最大のスパムギャングのひとつ」(当局)の資産を凍結し、スパムネットワーク遮断命令を勝ち取る快挙を遂げました。
スパム撲滅運動家の間では「HerbalKing」の異名で知られる一味は、20ヶ月間に渡り薬品やなんかのスパムを大量送信していました。使っていたのは、「Mega-D」というボットネット(扱ってる薬品の名にあやかる命名)。コンピュータ3万5000台で構成されるもので、1日に流すメールの数は、ななんと100億件!
一時はインターネットに出回る全スパムの3分の1までが彼らの仕業だった時期もあるそうで、あくどいやつらでございます。
過去10年間100件以上のスパムやスパイウェアの業者を摘発してきたFTCですが、これだけ広域にまたがるネットワークは初めてとか。その国際的広がりを見ると、悪者退治がどれだけ大変か、苦労の一端が分かる気がしますね…。
組織の元締めは豪在住ニュージーランド人と米テキサス州在住アメリカ人の2人。メールのリンク先サイトは中国国内のサーバーでホストしてました。実働部隊はキプロスとグルジアからクレジットカード情報を処理し、ドラッグ入りのZoloftやLipitorを出荷するのはインドです。
扱ってる薬品をFDAに鑑定してもらったら、バイアグラの原料シルデナフィルが入ってたらしいですよ? これは心臓が悪い人が摂取するとリスキーなものなんだとか。
今やインターネットを飛び交うメールの90%がスパムという推計もありますし、彼らのサーバーが停止しても待ってましたとばかりに別の組織が出てきて元の木阿弥という気もしますが…。
[NYTimes]
Elaine Chow(原文/訳:satomi)
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