空港の手荷物検査、なんと係官が大量のチェック品をネコババしていたと判明!

2008.10.30 15:00
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タグ:盗難 , 空港
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ガジェット好きの皆さま、空港ではご用心!

いやぁ、空港の手荷物検査って、もう本当に面倒ですよね。いちいちパソコンは荷物から取り出して…なんて、すっかり日本では当たり前の光景になってしまいましたが、米国の運輸保安局(TSA:Transportation Security Administration)の係官が実施する荷物検査を巡って、とんでもないスキャンダルが発覚しましたよ。

ニュージャージー州のニューアーク空港で、TSAの係官としてセキュリティーチェックの仕事を続けていた、48歳のPythias Brown氏が、窃盗の疑いで緊急逮捕されたそうです。で、一体どんな窃盗容疑だったのかというと、手荷物検査と称して、飛行機に搭乗前の利用客から預かった荷物の中から、目に付いた高価な電気製品などを、もう片っ端からせしめていたようですね。

この驚くべき不祥事に、現地ではブーイングの嵐となっているようなのですが、これがまた、いとも簡単に、見つからずにやりおおせられる犯罪行為ということで、TSAへの不信感まで高まっているのだとか…。そのあきれてしまう犯行の手口を、続きにてご覧ください。
 

「なんかあの空港、利用する度に、どうしたことか物が盗まれるんだよね…」
そんな不満も出ていたようですが、まさか手荷物検査の係官に向かって、「おい、お前、大切な荷物を盗っただろう?」なんて、口が裂けても言えませんよね。実際、TSAの当局側としましても、「お客さまの貴重な品物を、すべて大切に取り扱って検査させていただいております」というスタンスしか明らかにしてませんから、こちらとしては信頼して預ける以外は、問い詰めるなんてできっこありません。

だから、ここが今回の犯行の盲点で、すでに長い間、だれにもとがめられることなく、容疑者のBrown氏は、次々と仕事中に、目ぼしい品物を見つけては、せっせと懐に入れて盗み続けていたようですね。なぜかこの人物、ハイテクガジェット製品には目がなかったようで、警察が踏み込んだ自宅からは、66台のカメラ、31台のノートPC、その他、GPSデバイスやカメラレンズなどが多数押収されたと伝えられています。

調子に乗ったBrown氏は、盗んだ製品を、次から次へとeBayのオークションへと出品! 実に20万ドル相当の電化製品をくすねるに至ったのだとか…。見つからないものだから、どんどんとエスカレートしていったそうです。

ある日、eBayを見ていた、テレビ局のHBO社員が、思わず見慣れた出品アイテムに、手を止めてつぶやいてしまいました。

「あれ~、このカメラって、俺が空港でなくした物だよな~。CNN所有の貴重な機材、これ、なくしちゃって、もう大騒ぎになったんだよ。4万7900ドルで売られちゃってるよ。おい、ちょっと、この出品してるヤツはだれだよ?」

慌てて警察に連絡して、すぐにBrown氏の顔が割れたのだとか。つまりは、こうやって偶然、盗まれた本人が気づかない限りは、ほぼ永遠に手荷物を盗み続けることも可能だったということですから、もう開いた口がふさがりませんね。

現在、米国内では、この事件に怒った人々が、飛行機の利用客は、無条件に手荷物をチェックされるのだから、TSAの職員だって、抜き打ちで身体検査などをして、今後は裏で犯行に及ぶことがないように、管理体制を強化するべきだとの要望が強まっているそうです。

いやぁ、ちょっと海外は大変な話ですよね…って思いたいんですけど、にわかに日本国内の空港は大丈夫なのかなぁと、急に不安が増してきました。皆さん、空港で不審な盗難に遭ったなんてこと、ありませんよね?

今回は特に空港関係者の方からのコメントも、ドシドシお待ちしております。


Gadling via BoingBoing Photo: Flickr/Joel Franusic

matt buchanan(原文/湯木進悟)


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