懐かしのPowerBook、最初のCM(動画)

新MacBookも出たことだし、この辺でポータブルコンピューティングを永遠に変えたアップル初のラップトップ「PowerBook」の初号モデルを振り返ってみるのも、悪くないですよね。

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1991年当時のアップルは今とは大分違いました。iPodもなければiTunesもiPhoneもなし。 当時ラップトップ(あるいはMacintosh Portableのようなポータブルコンピュータ)と言ったら、それはそれはニッチな端末で、高くて実用性は今ひとつなところがありました。そこに大きなステップアップをもたらしたのが、「PowerBook 100」です。

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今あるようなかたちのラップトップで最初の製品というわけではなかった(そちらは1989年発売「NEC UltraLight」=写真上=が先)んですが、デザインはかなり先進的なものでした。

 例えば、両手を休めるキーボード手前の平らな面、これを最初に出したのもPowerBookです。トラックボールもついてました(今の新しい技術にもそのスピリットは残ってます)。優れたデザイン要素のお陰でPowerBookはとても良く売れ、アップルも利益の高い好調期を迎えます(すぐNewtonとMacクローンの失敗、1990年代中期の製品ラインの過剰なダブりで台無しになりますが)。

一番最初のPowerBookのCMを見ると、今でこそジョン・ホッジマンをPCガイに仕立ててビジネスユーザー馬鹿にしてますけど、当時はアップルもこんな必死にビジネスユーザー追いかけてたんだなあ、というのが分かって可笑しいですよね。「売上報告!」。なんとまあ、アンヒップな。

MacBookがカフェ通いのグラフィックデザイナーの間で定番になるまでは、アップルも上下対のスーツ来たビジネスマンの定番ラップトップ目指してたんですねー。

PowerBook 100は1991年にアップルが売り出した3つのPowerBookの中では一番安いモデルで、価格2300ドルでした。今のMacBook Proにすごく近い値段なのは、驚きです。

フォルムは変わったし、中のハードも、搭載ソフトも変わりましたけど、20年近く経った今も値段据え置きで、アップルの新しいノートが2000ドルぐらいで変えるなんて、ちょっとホッとする話かも。

Adam Frucci(原文/訳:satomi)

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