ハーマン・ミラー社「エンボディー」は僕の人生最高の椅子

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ハーマン・ミラーのエアロン(Aeron/アーロン)と言えば、快適とステータスを兼ね備えたオフィス椅子の決定版です。シリコンバレーのスタートアップでネットバブルと崩壊を経験した僕は、あの椅子フルタイムで座れるぐらい上級職でもなかったし、同僚の目を盗んで座るぐらいでしたけどね。

上の写真は、このハーマン・ミラーの最新作「Embody(エンボディー)」($1600)です。設計はエアロンと同じ、ビル・シュトゥンプの手になるものです。どうりで素晴らしい座り心地だと思いました。

ギャラリーと解説、続きます。

 

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まずはダッとデザインの説明を。「Embody」はサスティナブルな非有害性素材(42%はリサイクル材)でできていて、全体の95%は使用後リサイクルできます。離れて眺めても美しいのですが、1個1個のエッジ、継ぎ目、連結部を細かく眺めると、これがもっとすごい。ギャラリーで十分お分かりいただけると思います。

ノブは全部で7種。ボタンとレバーで体のかたちに合わせて座るときの姿勢を調整します。レイヤーは4つで構成されています。

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ボトムはプラスチックバンドが連なってるもので、ここが緩衝材になってます。次のコイルシートは体の支え。第3のレイヤーは六角リングのシステムで、こちらの体重に合わせてシフトします。そして最後のレイヤーがメッシュ。座ってる人が涼しいよう通気性を確保してます。

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でも一番大事なパートは、背もたれでしょう。ハーマン・ミラーでは、「自動的に体の動きに適応し、体重を均等に配分するようなシート&バックの表面を、ピクセルのマトリクスで創出している」と言ってます。ストレスを減らし、循環を助け、心拍数を下げ、姿勢を改善し、より良いワーカーにしてくれる椅子だそうですけど。僕もなれるのかな?

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ドクターに心電図や採血の検査してもらったわけじゃないので科学的じゃないですけど、これは僕が今まで座った中で一番座り心地の良い椅子です。シートの倒し加減と深さ、背中の曲がり具合、肘掛けの位置、椅子の高さも調整できるんですが、これできる椅子はほかにもたくさんありますよね。この椅子が特別(快適)なのは、背もたれに独立したサポートがあることです。シモンズのマットレスに個別のコイルがついたようなもので、毎日ギズ読むときの背骨に合わせて調整・サポートしてくれますよ。

あと、このエンボディー(Embody)はものすごーーーく重いんです。こっちの筋肉が使い物ならないぐらい退化したせいかもしれませんけど、こんな重い椅子持ってうちの階段上がったことないです。それにものすごく頑丈ですから、どんだけ後ろにエビゾリしても壊れる心配はなさそうです。テンション十分上げとけば、急に後ろにもたれかかっても引っくり返る恐怖とは無縁です。打ち合わせであれやると、ホントに恥ずかしいですからね。

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問題は値段でしょうね。$1600払う価値があるかどうか。僕らみたいに1日12時間以上コンピュータの前で働いてるんでもなければ、たぶんノーでしょう。でも上司に買うよう説得できそうな人は、やってみるべき。「これなら座るの苦痛じゃないし仕事も早くできる」と説き伏せることですね。でも本当に欲しい理由は他にあるんですよね。50なるまでに背中丸くなっちゃ嫌ですもんね。

[Thought Pile via Herman Miller]

メモ: H&Mのライバルと言えばSteelcase社「シンク(Think)」、Humanscale社「フリーダム(Freedom)」です。ご購入の前にはその辺と比べてみるといいですよ。 エンボディーは新しいので、両方の良いところ採り入れてる可能性はありますけど。FYI。

[プレスリリース]

Jason Chen(原文/訳:satomi)

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UPDATE:通称アーロンの文言を追記しました。ご指摘のコメントありがとうございます。