ソーラーパネルに当たる光をほぼ全部吸収可能にする新コーティング
掲載日時:2008.11.12 13:00
今あるシリコンのソーラーパネルは、光線の大体3分の2しか吸収しません。
でも、米レンセラー工科大(Rensselaer Polytechnic Institute)が開発した新ナノコーティングを塗り重ねると、どんなありきたりなソーラーパネルも当たる光線を弾かず、ほぼ全部捉えるハングリー君に変わります。
なんと96.2%の光線をキャッチできるそうですよ?
しかも、日の出から中天、日の入りまで、どのアングルからくる光でも、それができちゃう。
角度問わずなら日の巡りに合わせてパネルの向き変えなくていいので、余計な電力の無駄遣いも省ける、というわけですね。コストダウンで長年苦戦しているソーラー技術にとっては本当に嬉しい大躍進です。
このコーティング、実は7層あって、厚さは各々50~100ナノメーター。素材は二酸化ケイ素と二酸化チタニウム・ナノロッドです。揮発性で、「ほぼどんな太陽電池素材」にも溶着可能なのだとか。
PhysOrgではこの堅く抱き合ったナノロッドを、「樹間から差し込む木漏れ日を『閉じ込める』深い森」に喩えています。イメージ湧きますよね。
実用化についてはまだ何も発表はありません。なんせ黒板で構想が生まれてまだ1年ですから。でもこれだけ熱効率が良いということは、当然、発電コストも下がるだろうし、そしたら化石燃料に代わる代替エネルギーとしてソーラーパネルの採算もぐんと現実的なものになりそう。
代替エネルギーで人生変わると信じ込んでるスタトレファンみたいに思われるのは嫌だけど、こういうのをブレイクスルーって呼ぶんだなって、思います。
[PhysOrg via Kurzweil AI]
関連 : 太陽電池パネルの変換効率を上げる反射防止コーティング
Wilson Rothman(原文/訳:satomi)
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ソーラーパネルに塗り捲りたい
> でもこれだけ熱効率が良いということは
と記事中にありますが、太陽光発電は熱で発電しているんじゃないですよ。光を電気に変えてるんです。温水器じゃないんだから。
ペルチェ素子を裏に敷き詰めれば、熱でさらに発電できるのでは?