安く大量に作れる、自己集合のナノオプティクス

安く大量に作れる、自己集合のナノオプティクス 1

自己集合のナノパーティクル(粒子)なんて、つい『Robot Uprising』(ロボットの反乱)連想しちゃいますけど、もっとおとなしい応用法もあるようですね。

UCバークレイのPeidong Yang教授率いる科学研究チームが、自己集合で電子光学デバイスになるナノパーティクル(粒子)を開発し、このほどデモを行いました。

小さなシルバーのナノ粒子の組み上げ密度を調整することで、「plasmonic crystal(プラズモン結晶)」というとっても強い光結晶(フォトニック結晶)はじめ、様々なナノ「デバイス」が作れます。自己集合の素材は製造も大量かつ安価。結果として、メタマテリアル、カラーの変わるペイント、光通信コンピュータのエレメント、超高感度のケミカルセンサーなども作れちゃうんだそうですよ?(天狗の隠れ蓑が欲しい僕としては「メタマテリアル」というところに、つい反応してしまいます…)

Yang教授の8面体のシルバーのナノ粒子は、1辺約150ナノメートル。サイズ・形状ともにとても規則正しいものです。

結晶構造にするのは超シンプルで、ただ水を満たした試験管に入れ、くっつくようにするだけで結晶構造となり、水を蒸発させると結晶構造だけ残るのだとか。

既存のナノ構造の素材はリソグラフィー方式のトップダウンで作るので、安く大量に作りにくかったのですけど、Yang教授の粒子は(1)液体の中で生成できる、(2)けっこうデカい。ナノ粒子のライバルの発明品よりか光学的性質がベターな可能性もある、と注目を浴びてるようでございます。

[TechnologyReview]

関連ありそうな昔の記事:WiredVision

Kit Eaton(原文/訳:satomi)

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