中国のYouTube「Tudou.com」王加利CEOの横顔

中国のYouTube「Tudou.com」王加利CEOの横顔 1

中国最大の動画共有サイト「Tudou.com」CEOインタビューの良記事が、英紙ガーディアンに載ってます。

「Tudou(土豆网)」は中国語でポテトの意で、英語の“カウチポテト”に因む言葉遊びなんだとか。仕事と勉強で欧米を回ってきた王加利CEO(35)は、TV娯楽業界に参入しようと考えたんですけど、政府の規制があまりにも多く、ネットの可能性に目をつけ、2005年1月(YouTubeより1ヶ月早く)同社を創業しました。

「中国には規制のせいで、できないこともあります」、「TVはとにかくオフ・リミットですね(立入り禁止)。で、TVを除けばもう他に大きな市場はないわけです。そこで中国にどうしたらエンターテイメントを持ち込めるんだろう、と考え始めました。当時中国には既に1000万人から2000万人というブロードバンド利用者がいたし、増えることはわかっていましたね」

予想的中で、今や中国のネット利用人口は2億5000万人、米国の総人口に迫る勢いです。この成長の波に乗りTudouの規模も昨年から3倍となり、現在は利用ユーザー1日1200万人、毎日1億本の動画を配信し、月間ユニーク数7500万人。広告収入を生み出す動画はサイトにある動画の5%に過ぎないんですが、それでも既にYouTube(3%)を率で上回っています。

Tudouが直面する最大の課題は、やはり中国政府でございます。王CEOはアップロードされる動画の検査専従で総勢100人のスタッフを雇い、著作権違反の動画、発表が禁じられている政治的コンテンツの有無(こっちの方が大事)に目を光らせているんだそうな。

結局、氏の会社はサーバーもスタッフもみんな中国国内なので、検閲抜きの動画が文字通り1本出るだけで会社はシャットダウンという、なかなか厳しい環境でやってるようですね。

[Guardian UK]

Elaine Chow(原文/訳:satomi)

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