中国に眠る天才ロボット博士、あわや存亡の危機に…(動画あり)

中国に眠る天才ロボット博士、あわや存亡の危機に…(動画あり) 1

これさぁ、東京の街中で乗ってもイカスんじゃない?

最先端のロボットって、どこかの大企業やら有名メーカーが、いろいろなショーなどで新作を発表してくるイメージとかありますけど、本当のところは、わずかなお金と天才頭脳さえあれば、なんとでもなるのかもしれませんね。中国の片田舎から、そんな夢のあるメッセージも届いてますよ。

北京郊外で暮らすWu Yulu氏は、ごく一般的な義務教育レベルの学問しか修めていない、平凡な農家の暮らしをしています。でも、少年の頃から、ロボットが大好きで、なんとこれまでの30年間に、26機の人型ロボットを次々と完成させてきたのだとか。このトップ画像に写る第25号機は、Yulu氏が誇る自信作で、人を乗せたまま、連続6時間も人力車を牽引し、荒地でも構わず進んでいくことができるそうですよ。

でもね、とっても残念なことに、現在は愛機のロボットも手放さざるを得ない、ロボット博士人生最大の存亡の危機に直面しているとのことです。思わず笑ってしまうYulu氏の作品の数々と、ぶち当たっている障害を垣間見させる貴重な突撃レポート動画を、続きに置いておきますので、どうぞご覧あれ!

 北京郊外の農村部に、打ち捨てられたスクラップパーツばかり集めて、独創的なアイディアで、次々と変わったロボットを製作し続けている謎の人物がいると聞きつけたPaul Merton氏は、その張本人のWu Yulu氏のもとへと、突撃インタビューを敢行! 以下は、現地から昨年届けられた、Yulu氏のロボット愛好人生を伝える貴重なレポートでございます。

まず驚いてしまうのは、とてもロボット技術と縁があるようには見えない、Yulu氏の居住地域や作業現場の様子ですね。日本の都会生活からは考えられない、まだこんなにも発展途上のこの場所で、一体どんなすごいロボットが製作できるというのでしょう?

首をかしげたくなりますけど、次々と登場するロボットは、デザインこそ、まったく洗練されてませんけど、よくこんなの自分で考えあげて作れたなぁ…と、感心してしまうものばかりですよ。今回の動画では、2分30秒前後から登場する、お茶を注いでくれるロボットには微笑んでしまいますし、Yulu氏の妻へのインタビュー中に、3分30秒過ぎのシーンから、ドシーン、ドシーンと、地響きを立てながら、Yulu氏を乗せてやってくる第25号機の存在感にも圧倒されますね。これ、日本のように、きちんと舗装されていない道だって、平気で人を乗せて、好きな所へ操縦して連れてってくれるんですよ。目もパチクリキョロキョロ、なにやらブツブツとつぶやきながら、ちょっとばかり愛嬌もありますし…

とはいえ、さすがに一介の農家が、いくら廃材を中心にパーツをそろえてきているとはいえ、これほどのロボットを次から次へと作り続けていくのは、容易なことではありません。昨年に収録された、この動画のインタビューでも、「もういい加減にましなものにお金を使ってほしい」と、かなり妻はご立腹ですけど(あまり当の本人は気にかけてなさそうですが…)、ついに月収の7割近くを、大好きなロボット開発に注ぎ込む生活は破綻して、Yulu氏が息子と呼んで慕っていた、数々の名作ロボットも、借金返済のために、一斉に売りに出されてしまったそうです。

う~ん、決して豊かではないのだけど、でもこの暮らしの中で、これだけのロボットを一から作り上げられるYulu氏の才能には脱帽ですよね。英才教育なんか受けてなくっても、才能さえあれば、意外となんとでもなるのかもしれません。ぜひ、Yulu氏には、なんとか借金生活から立ち直って、またすばらしいロボット作品を披露していってほしいものです。

それにしても、こんな片田舎に、変人と呼ばれながらも、立派にロボット博士として作品を完成させていっている人物がいるということは、世界トップの人口を誇る中国大陸には、まだまだこういう優れた人材が、他にも埋もれていたりするんでしょうねぇ…

Anonova

Jack Loftus(原文/湯木進悟)

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