地球の磁気圏に巨大な穴、見つかる

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(想像図)

NASAの磁気圏観測衛星「Themis(テミス)」が、磁気圏に巨大な穴を発見しました。

太陽粒子から僕らを守ってくれる磁気圏が綻んだら(美しいオーロラもできますが)衛星や地上の通信に障害が起きる可能性もあります。ニューハンプシャー大学の物理学者Jimmy Raeder氏はこう言ってます。

我々が観測したのは堤防の欠損であり、まったくの驚きです。 穴は巨大で、地球本体の4倍の幅。我々が可能と考えていたより桁違いに大きな種類の流入です。
でも、慌てふためくのはまだ早い! 今月この発表を行ったUCバークレイのMarit Oieroset教授によると「急激に大きくなる」穴だったことは確かですけど、穴があいてたのはたった1時間です。それも去年の夏の観測なので。

 

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科学者たちは「地球と太陽の磁場が逆方向になった時に破損が起きる」と思ってたんですが、テミスから回収したデータでは正反対の結果 ― つまり正方向に並んだときに破損が起きて普段の20倍の太陽粒子が地球に届いたことが確認されました。専門家もまだよく分かってない、というところがニュースですね。

AP

Jesus Diaz(原文/訳:satomi)

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