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最新コンパクト・デジカメにしか見えない70年代レトロ・カメラ

2009.01.15 16:00 [3] [0]
090114A110_00.jpg


こいつをさりげなくポケットから取り出して、おもむろに撮影を開始するとしよう。すると、周囲にいた友人たちは皆、「え~、それどこのデジカメ? ソニーの新製品? それともデジ・トイカメ?」とか聞いてくること間違いなし。


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ちょっと大きめのマッチ箱といった感じのボディ


そいつを皆に触らせてみましょう。すると、見た目の軽快な印象とは違い、ずっしりと重い金属の塊であることがわかると同時に、非常に精巧にできたソレの使い方がわからず、はじめてソレが未知の文化圏から来た製品であることを理解することでしょう。
 

090114A110_02.jpg
レンズとファインダーを開いた撮影可能状態。
横方向にスライドさせるだけで、いつでも激写可能に


実は、このカメラ、1970年代に市販されていたドイツ製のフィルムカメラです(設計はドイツですが、なかにはシンガポール製もあり)。
製造したのはローライ社。カメラ好きじゃなくても、ローライフレックスという二眼カメラについては映画や雑誌で目にしたことがあるかと思います。ローライ社は、当時から高性能なカメラをつくるメーカーとしてカリスマ的存在でしたが、70年代初頭に超コンパクトなカメラを製造しました。それがこの「ローライA110」です(自動露出機能を省いたE110という機種もある)。


090114A110_03.jpg
裏から見たところ。110サイズのフィルムを使用します


名前の由来にもなっているのは、110サイズのフィルムを使用するため。いまでは110フィルムの販売店も現像店も限られていますが、トイカメでも使用されるサイズなので愛好家はたくさんいます。35mmとは違う、その味はまた独特で、どんなふうに写るかというと、作例を上げておいたのでご参考まで。


090114A110_04.jpg


超コンパクトサイズでも、そこはローライゆえ、当時の世界最高峰を目指したに違いありません。デザインといい、機能といい(高性能レンズの代名詞カールツァイスのテッサーを自社生産して装備)、21世紀のいまデジタル化して販売したとしても、また売れるだろうなぁ。

ちなみに数はそんなに多くはありませんが、中古市場に良品が出ることもあります。わが国でもペンタックスとミノルタが35mmの一眼レフカメラをそのまま縮小したような高性能110機を製造していたので、もしA110が入手できない場合には、そちらもお勧めですよ。


(小林弘人)


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コメント(3)

ピンがアタルと良いの撮れる。
ウチには未だにA110とE110を置いてある。

問題は。、フラッシュ。
フラッシュキューブの使い捨てなんだよね。
未だ10個以上キープはして有るが。

皮ケースやチェーンも良い作り。
まあ、今じゃもっぱら文鎮代わりな訳だが。

どうでもいいけど盗撮はやめませんか?

懐かしい…。
AGFA製110フィルムについては2008年12月。
KODAK製110フィルムに関しては2009年春頃。
富士フイルム製110フィルムに関しては2009年9月に販売終了とのことで、
撮影する為のフィルムが近々市場から無くなってしまうんです。

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