偽ジョブズ、CNBC生放送中に謝罪求め騒然(動画あり)

「時間のペダルを逆向きに漕いで、そうそう、君たちの報じた内容は正しい、と言ってもいいけど。[...]アップルの情報提供者に翻弄されたのは分かるよ。でもやっぱり非難した点はGizmodoに、誤報だった点は視聴者に詫びるべきだろう」

と言ってる右側の眼鏡の人は、匿名ブログ「Fake Steve Jobs」で一時人気を博した偽ジョブズことダン・ライオンNeesweek論説記者です。左はCNBCシリコンバレー支局長ジム・ゴールドマン記者、病状悪化の噂をここでお伝えした際、虚報だと言って僕らを真っ黒になるまで引きずり回した人ですね(百回ぐらい書いてますが)。

結局噂は本当だったんだから謝れとライオン氏が言った途端、生出演のトークは荒れに荒れ、誰が何を言ってるんだか分からない状態のまま幕。番組終了後「CNBCがライオン記者を永久出演停止処分にした」という話が流れるオマケまでつきました(局側は否定)。

最後のMacworldにジョブズ氏が欠席すると発表があった12月16日、CNBCゴールドマン記者は「これは政治。すい臓が原因ではない」と「社内の複数ソース」の話として伝えました

2週間後、ギズの噂報道の際も社内ソースは同じ言葉を繰り返したと伝え、「アップルが言を翻さない限り、私は実体ある信用できるものから手を離さずにいる。同社の言うことは言葉通り信用する」とし、「この私が、ジョブズの健康問題に企業側が踏み込まないことで生まれた空白につけこむ噂でトラフィック稼ぎしたいと思うかい? まさか」と、皮肉も出す余裕を見せました。

ところが昨晩になって同記者は、1週間前の書簡より病状が複雑なことは前から彼の耳にも入っていた、と言いだしたのです(下)。

  

詳しい内容はブログに再録されてますが、なんでも先週後半になってジョブズ氏に近い大金持ちの友人2人(株の値動きを気にしないレベルの金持ち)から「最近メールやチャットに返事がこない」などと気がかりな情報が入り、ジョブズ氏に直接メールしたんですが氏からは返事がなかった。代わりにアップル広報から問い合わせの電話があったので、こんな情報が自分の耳に入ったということは他の人の耳にも入るのは時間の問題だ、と忠告したそうな。それも今回の発表に繋がったのではないか、と言うんですね。

「会社と自分の情報源が言を翻さない限り、飽くまでも信用する」と生放送で啖呵きったゴールドマン記者ですが、さすがにこの1週間の情報のめまぐるしい変化には懲りたようで、もう会社のニュースはすんなり信じられなくなった、ジョブズが6月復帰するという話もにわかには信用できないと書いてます。

matt buchanan(原文/訳:satomi)

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