防弾チョッキなしでも銃弾をよけまくれる新装備服、IBMが特許取得

2009.02.17 16:00
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タグ:素材 , 防弾
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ついに銃弾すらよけられる、不死身の運動神経をゲットですぞ!

このほどIBMが取得した、「Bionic Body Armor」と題する米国特許第7,484,451号の新技術は、本当にすごいですよ。これまで、発射された銃弾から身を守る、ほぼ唯一の手段と考えられてきたのは、防弾ガラスによる保護や防弾チョッキなどの装着でしたけど、このBionic Body Armorが提唱するシステムは、常に電磁波レーダーでリアルタイムに銃弾の発射を探知し、瞬時に弾道を予測して、その弾丸をよけられるように、筋肉に刺激を与えることが可能とされていますよ。

これが実現すれば、あの映画『マトリックス』の主人公ネオがやっていたような、次々と銃弾をよけまくる神技が、本当に可能になるということですね。まあ、どうせ一般人には手が出ないような値段でしか登場してこないんでしょうけど…

それにしても、そんなフィクションのようなシステムを現実のものとする特許技術の正体って、どんなものなんでしょうか? どうぞ続きをご覧ください。
 

IBMの説明では、そもそも狙撃者が現在好んで使用するライフル銃から発射される、一般的な弾丸の飛来スピードは、発射時点で秒速900メートルとなっており、このまま通常は速度を落とすことなく、標的まで到達する計算なんだそうです。つまりは、200メートルという至近距離から狙撃された場合、200ミリ秒ほどの間に銃弾をよけられれば何とかなるとの理論のようで、人間の筋肉の反応速度は40ミリ~80ミリ秒であることからすれば、着用者の運動神経を駆使して、実にしなやかな身のこなしで銃弾をよけていくBionic Body Armorは、十分に実現可能な技術とされていますよ。

まあ、その至近距離で狙撃されて、ギリギリよけれれば奇跡なんでしょうけど、それにしても人体の反応スピードっていうのもスゴイものなんですね。IBMは、より現実的な応用シーンとして、もし1400メートルという長距離からの狙撃であれば、今回は銃弾をよけるまでに、約2秒という余裕が生じ、ほぼ正確に弾道から身体をそらして、安全に身を守れるとアピールしてますね。

また、同技術は、明らかに警護の厳しい要人の安全確保に用いることが想定されているようで、たとえ一発目の狙撃だけは、不幸にも未然に防ぎきることができなかったとしても、Bionic Body Armorのレーダー技術と連動する記録システムにより、読み取られた弾道から、逆に狙撃者の銃弾発射地点をも瞬時に解析し、即座に反撃・撃退ないしは拘束・逮捕へと移ることができるようにもなっているそうです。

実は今回の特許は、昨年春の最初の申請から、わずか1年以内で認可された注目技術のようでもあり、単に特許上の理論だけで終わらせることなく、かなり真剣に早期の実用化を目指すべく、着々と開発テストが繰り返されている可能性も高いようですね。

米GIZMODO編集チームの分析では、ただ全回避動作を、Bionic Body Armorのシステム本体で機械的に実現しようとするのではなく、人体の神経系との連動で可能にしようという着眼点が、かなり現実味を帯びているのだとか。まあ確かに、あの熱いものに思わず触れてしまい、「アチチッ」と急いで手を引っ込める反射神経とか、普段はボーっとしている自分でさえ、驚くほどすさまじい勢いで自然に身体が動きますもんね。

もしかしたら、すでにオバマ大統領の警護なんかには、意外と秘かに、こんな特殊技術もテスト導入されていってるのかもしれませんよ…


Patent via The Firearm Blog

Sean Fallon(原文/湯木進悟)


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