IBM「Sequoia」は世界最速のスパコン500台合わせたよりまだ速い

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束になってかかってこい!

20ペタフロップス。 これが今IBMが計画中の、未来の世界最速のスーパーコンピュータ「Sequoia(セコイア)」の処理速度です。 今あるスーパーコンピュータ上位500のシステムを全部合わせても敵わないぐらい超スピード。

「…で? 何ができるの?」

うーん…「毎秒2京(20クアデリリオン)分の浮動小数点演算が可能」と言われても、ちょっとよく分かりませんよね。

そこで一般の僕らにもその凄さが分かるよう、IBMがこんな身近な数字に置き換えてくれました。

 

● 世界67億人全員が電卓を持って24時間365日ぶっ通しで計算すると、「Sequoia」が1時間でできる計算が終わるのに、320年かかる。

● 20ペタフロップスで、我々の地震予想能力は50倍に改善。科学者はロサンゼルス・カウンティ並みの広さの地域全体でビル単位で個別に地震の影響を予想できるようになる。

● 20ペタフロップスで、我々の天気観測・予報能力は40倍に改善。天気予報士のローカル天気予報では今の10km単位からさらに範囲を狭め、数百メートルから1kmの単位で起こる事象を予想可能となる。

天気や地震の予想の精度って、そか、処理能力だったんですね…知らなかった…。

この「Sequoia」を動かすのは160万のコア(特別に45ナノメートルのチップも現在開発中)とメモリー容量1.6ペタバイト(PB)。これは3000平方フィートの敷地に広がる冷蔵庫96台に保管します。

クライアントは米国政府で、このシステムは「不確かさの定量化(uncertainty quantification=UQ)研究」および軍事科学の演算に活用するようですね。

IBM Supercomputing

Mark Wilson(原文/訳:satomi)

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