技術系の雑誌が読者を裏切る10の理由

技術系の雑誌が読者を裏切る10の理由 1

雑誌には雑誌の良さ、ブログにはブログの良さが、それぞれあると思いますが。

以前、Windows Magazineの前編集長Mike Elganが、ガジェット系のブログに関して厳しくも愛情あふれるコラムを書いてくれた。

ここでは、私も、技術系雑誌が、読者を裏切る10の理由を書いてみようと思う。

でも、勢いがあまって、一部ウェブ系のニュースサイトについても書いてしまった。ご容赦を。

それじゃ、以下に10の理由を書くよ。

  

(1)情報が古い

大部分のコンピューター系・ガジェット系の雑誌はレビューが遅い。2ヶ月も前にどこかのブログで読んだような製品レビューを今さら読みたいとは思わない。この部分に関しては、ガジェット系のブログに大きな優位点がある。

(2)大本営発表が多い

メーカーにとって不都合がある情報や、非公式な情報が載ることは、ほとんど無い。重要な情報であれば非公式な情報でも掲載すべきである。たとえばP2Pなどの、利用法によってはグレーなものも、そのメリットと問題点を併記して、読者を啓蒙していくべきである。メーカーが認めない様な情報を掲載できない様なら、プレスリリースをそのまま掲載した方がましだ。

(3)雑誌は有料だ

ネット上では情報は無料である場合が多い。雑誌の場合は印刷コストを読者に負担させている。それは徐々に読者を雑誌からネットへと移動させることになるだろう。

(4)ウェブはPVを重視しすぎる

ウエブ系ニュースサイトについては、ユーザビリティに工夫がされていないか、あえて無視している場合がある。最悪なのは、最新の記事がどこにあるかわからない場合だ。また、広告スペースが広くなり、記事スペースが狭くなるということもしばしばだ。必要な情報にたどりつくまでに、10回もクリックするなんて、まっぴらごめんだ。

(5)ジェネレーションギャップ

評判の高いコラムニストの中には40代の人たちもいる。もちろん年齢は問題でない場合もあるだろう。しかし、経済的、社会的、経験、その他の要素により埋められないコラムニストと読者との世代間の壁といったものは確かに存在する。ブログは読者とのジェネレーションギャップは少ない。

(6)好きでもない事を嫌々書いている

記事の内容と記者の興味は一致しない場合が多い。たとえば、トヨタがポルシェの10倍の市場占有率を持ち、10倍プレスリリースを出しているからといって、記者がポルシェの10倍トヨタに興味があるかといえば、そうではないだろう。記者が興奮するものと、市場占有率とはなんの関係もないことだ。仕事だから嫌々書いてる様なものを人は読みたいとは思わない。

(7)大局観がない

一部のコラムニストには優秀な人がいるが、たいていの雑誌は、新製品が出たときにその社会的影響や背景などといったものは一切考慮していない。せいぜい書けることといったら、旧型の製品や類似の製品とのベンチマーク結果だけだ。

(8)誤りを認めない

雑誌は誤りを認めたがらないし、誤植があった場合に、修正ができない。修正があったとしても次号が出るのを待たなければいけない

(9)そもそも文章がつまらない

全ての文章が面白おかしかったり、シェークスピアのような名文を書けというわけでは、、もちろんない。しかし、コンピューター情報などは基本的に左脳で処理をする。一般の人々に読者層を広げるため人は、もっと文章に何らかの工夫が必要である。

(10)相乗効果が発揮できない

ガジェット系ブログの場合は相互にリンクやトラックバックを張ることにより、どれが重要なニュースか主要な話題なのかわかる様になっている。雑誌記事などは、それは不可能だ。また、ガジェット系のブログでは読者によりチェックや確認も可能なのでフィードバックにより信頼性が増す。そして、それを通じ相互に成長することができる。

おまけ

(11)紙である

紙であるという事は、森林を伐採することだ。また、紙は重いしかさばる。また、過去の情報を閲覧するという場合において、検索性ではオンラインで情報を検索するというように簡単にはいかない。もちろん、パラパラとめくるような探し方だと紙の方が便利だけどね。

[image by Mannobhai]

Brian Lam(原文/聖幸)

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