iPod shuffleのヘッドフォンはApple純正チップがないと動かない

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「iPod shuffleのヘッドフォン制御部にはApple 認証チップがついている」-そんな噂が週末、iLoungeBBGadgetsから流れて、「アップルがヘッドフォンをロックダウン!?」という話が地球をぐるぐるしましたが、あのチップ=写真=は認証チップじゃなく純正チップだそうです。

このチップの存在を最初にスクープしたのはiLounge。ヘッドフォン内部になんらかのチップを見つけたのはBoing Boing Gadgetsが最初でしたが、週末の段階では認証チップかどうか正体が今ひとつはっきりしませんでした。

そこで米GIZMODO編集部でiPod shuffle対応ヘッドフォンを先週発表したメーカーさんのひとつV-Moda社に取材してみたところ、「認証チップに間違いない」という返事だったので、月曜朝イチでこうお伝えしたのです。

 

(以下、削除になった箇所)

この認証チップは「新iPod shuffle(および最新世代のiPodとMacbook)の音量調整機能を動かすには必須なもの」だそうです。違いはiPodとMacBookは認証チップ抜きのヘッドフォンでも使えるのに、shuffleは使えないということ。

V-Modaは数ヶ月前からアップルと共同でこの技術を開発してきたそうですよ。そんなわけで、以下2つの結論が導き出せそうです。

1) 新iPod shuffleに対応するヘッドフォンを作りたいメーカーさんは、認証チップ内の技術にアクセスするためにもアップルと一緒に開発しなくてはならない。

2) この技術を入手し、対応ヘッドフォンが作れるのはアップルが「好ましいと思う」相手だけ。-ただしアップルは、ライセンシングにお金を払う相手ならほぼ誰でも好ましいと思うだろう。

影響はともかく、アップルがヘッドフォンをロックダウンする方向に動いてるという話は本当みたいですね。イアピースも車専用アダプターも。 iPodから耳にサウンド届ける技術を提供するメーカー全社から収益を吸い上げるレベニューストリームが欲しいんでしょう。

すると先のV-Moda社の方から「これは認証チップやDRMチップではない」と前言撤回の連絡が…。さらに別の人からは、これはどちらかと言うと新しい制御のスキームを内蔵した純正品のコントロールチップに近いもので「made for iPod(iPod専用)を謳うために必要な追加のコンポーネント」だという情報も入ってきました。最初は確かに「認証チップ」って言ってたんですけど、その表現は撤回だそうです。

BBGのジョエル記者がアップルから聞いた話でも、「チップには暗号化や認証の機能はない」そうな。

別の情報提供者によると、チップは比較的簡単にコピーできるものらしく(アップルも何故か認めている)、メーカーさんは単にライバルより早く発売するためにライセンス料払った、ということみたいです。「made for iPod」の認定も欲しいし。

V-Moda社以外の人に念のため取材したら、やはり認証チップではなく、アップルの「made for iPod」プログラムの一環で提供されているコントロールチップ、とのお答えでした。ここのメーカーさんは「made for iPod」というラベル抜きのコピーを作る予定はないそうですよ。たぶん大手は、どこもそうでしょうね。

画像ソース:Boing Boing Gadgets 

Jason Chen(原文/訳:satomi)

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