新生Mac mini、速攻レビューで超辛口に斬られる…(写真集あり)

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ちょっとアップルさん、努力が足りなかったんじゃないでしょうかねぇ…

アップルから久々に発売された新Mac miniではありますが、今回のアップグレードを率直に評価するならば、もちろん褒めるべき点も多々ないこともないんでしょうけど、ズバリと厳しい米GIZMODO編集チームが出したスコアは、アップルに要改善の直談判にまで突撃する勢いの、超辛口評価となってしまいましたよ。

これから買う人も買わない人も、なかなか今回の新生Mac miniの速攻レビューは、良くも悪くもアップルと気長に付き合っていく上で、アップルの性格などが浮き彫りになって、読み応えありそうですね。

ではでは、好評だった開封の儀&ちょこっと分解レポートに続きまして、ギズだから、ここまで書けちゃうストレートな直球勝負レビューを、以下にてご覧くださいませ。

 

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まずは、せっかくのアップグレードモデル発売を記念いたしまして、新生Mac miniで良くなった点を、明るくご紹介するといたしませう。それは、パワーアップしたハードウェア構成によりまして、とにかくいろんな作業が、より快適にこなせる環境が整ったの一言に尽きるでしょうね。

インテル製のCore 2 Duo 2.0GHzのプロセッサに、NVIDIA製のチップセットとGPUを統合した「GeForce 9400M」グラフィックスカードという組み合わせは、もちろんながら超パワフルな構成内容なのかと尋ねられますと、決して業界で最先端を行くグレードアップではないんですけれど、思いのほか、こんなにもサクサクと動くのね…って、満足感をもたらしてくれそうですよ。

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こちらはSpiny Designが出している、Mac OS Xでは定番のベンチマークソフト「Xbench」での比較スコアですけど、当然ながら、よりハイエンドなiMacやMacBook Proなんかと並べちゃうと、見劣りしてしまうのは仕方ないですが、それでも十分に使えるレベルの成績に収まってきてると評価してよいのではないでしょうか。

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続きましては、Primate Labsが出しております、マルチプラットフォーム対応のベンチマークソフト「Geekbench」の比較スコアでございますよ。CPUとメモリ周りの測定結果なんですけど、なかなか新生Mac miniの奮闘ぶりも伝わってきますよね。実際、1080pでの動画レンダリングだとか、24インチのモニタ上での「Quake 4」のゲームプレイだとか、いろいろ新しくなったMac miniで試してみたんですけど、いずれも好印象の評価で、決して使えないレベルではありません。このコンパクトボディーで、よくやってくれるよなって、思わず小さなMac miniを、なでなでヨシヨシってしたげたくなっちゃいました~

あっ、ただし、どちらのベンチマークテストでも、MacBook Proは、新生Mac miniと同じGeForce 9400Mのグラフィックスカードを搭載しているとはいえ、昨年発売モデルですし、iMacだって、現在発売中の最新モデルでは、ハードウェア構成がパワーアップしたのに、実質の値下げというお得感いっぱいですから、その辺は、今回の比較スコアでも割り引いて考えとかないといけませんよね。

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ではでは~、ここからは、ズバリと新生Mac miniを斬っちゃうことにいたしましょう。そうなんです、とにもかくにも、何が今回のせっかくのアップグレードモデル発表でも気に入らないかって、それは販売価格設定なんですよ。iMacでは、ググッと購入欲をそそられる、魅力的な値下げリニューアルまで実施しておきながら、このMac miniの設定価格は何ぞや…って、もう米GIZMODO編集チームは、かなりのご立腹ぶりですね。

大体ですよ、いつものことながら、Mac miniには、液晶ディスプレイはおろか、キーボードもマウスも何にも付いてこないわけじゃないですか。それでいて、最小構成モデルでも600ドル(6万9800円)というのはないでしょうがって、思わず不満が口をついて出てきちゃうわけですよ。今回の新発表で、大きくデザインが変わったわけでもないのであれば、時代の流れからしますと、ここでドカ~ンと「4万9800円」なんて価格を大胆に打ち出してくれば、もう皆さま、アップル万歳! そんな喜びいっぱいで、数々のMac miniファンを生み出すことになったでしょうに、惜しいところですね…

たとえ価格的には譲れないものがあるとしても、じゃぁもうちょっとハードウェア的に、こんなにもがんばりましたよってアピールしてくれてもいいのになっていう点も多々ありますね。米GIZMODO編集チームが、最も残念なポイントとして指摘しているのは、HDMI出力が、依然としてサポートされていないことです。もしや、アップルとしましては、「Apple TV」なんてラインナップも抱えてますから、敢えてMac miniでは、HDMIを標準でサポートしない方針を貫こうとしているのでしょうか?

いまやデルやエイサーの小さな小さなデスクトップモデルにだって、ごく当然のことのように、HDMI出力が装備されているような時代なのですが、この面で、アップルが及び腰のように見えるのは残念なことですよね。そう言えば、アップルって、意外に新技術のサポートって遅かったりもしまして、USB2.0とか、CD-R/RWとか、なかなか対応してきてくれなかった過去もあったりしますね。Blu-rayなんかも、最後までサポートしてくれなさそう…。まぁ、究極の選択肢といたしましては、どこかから「Mini DVI-HDMIアダプター」なるものを調達してくるなんて荒技もアリでしょうけど。

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さて、最後になりますが、上の比較写真をご覧ください。左は、1GBのメモリで、120GBのHDDを搭載し、600ドル(6万9800円)で発売された新生Mac miniと、iMac(新発売モデルではない)で、Quake 4のプレイ映像を比べてみた写真です。一方、右は、2GBのメモリで、320GBのHDDを搭載し、800ドル(8万9800円)で発売された新生Mac miniと、同じくiMacで、Quake 4のプレイ映像を比較してみた写真。もちろん、2GBメモリで320GBのHDDというパワフルMac miniのほうが、細かいテキスチャーの部分など、描画性能で勝るものを見せてくれているようですけど、そんなに気になる違いは感じられませんね。例えて言うならば、高速道路で、時速70kmで走っているのと、時速80kmで走っているのとを比べるくらいの、まぁ小さな差でしかない感じです。

それでいて、ここに2万円もの販売価格差が設けられていることを忘れないようにしましょう! もう絶対に、米GIZMODO編集チームは、声を大にして、安いほうの最小構成モデルのMac miniしか買いではないと叫び続けていますよ。だって、メモリ1GB分なんて、自分でアップグレードしちゃえば安いもんですし、HDDだって、いまやUSBポートも増設されたわけですから、これまた安い外付けHDDなんて使っちゃえば、とてもじゃないですけど、2万円も出して、わざわざ高いほうのMac miniを買う意義が見出せないわけですよ。CPUもSuperDriveも、どちらのモデルでも同じですからね。

ちなみに、もう米GIZMODO編集チームは、この件に関しまして、アップルに真意を問う鋭い直談判質問を投げかけちゃったりしてるわけなんですけど、その回答からも判断するに、どうやら先の分解レポートでもお届けしましたが、自分では容易にハードウェア構成をアップグレードできない作りにしておいて、この高いほうのMac miniを買わせようなんて魂胆も見え隠れしているんだとか。

さてさて、いかがでしたでしょうか。まぁ、いろいろと辛口に書いてしまいましたけど、これもすべてはアップルをこよなく愛するMacラブな視点からの多大のリクエストということで、どうぞお許しください。このコンパクトボディーでMacユーザーになれるというだけでも魅力ですから、これからMac miniを購入される皆さまは、賛否両論いずれも受け入れた上で、ぜひMac miniをご堪能あれ。

Wilson Rothman(原文/湯木進悟)

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